「最後のオオカミ」って、気になるタイトルですよね。

一体、何が「最後」なのか、思わず確かめたくなります。

読書感想文の課題図書ですが、

すっと読めて、考えられる良い本でした!

「最後のオオカミ」も、少年が主人公で、きっと小学生には読みやすいですよ。

作者はどんな人なのか、あらすじと結末ネタバレ、読書感想文の書き方を詳しく解説します。

参考になると嬉しいです!

 
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「最後のオオカミ」ってどんな本?

「最後のオオカミ」(文研出版)は中学年課題図書(2018年)で、外国が舞台の物語です。

  • 著者・・・マイケル・モーパーゴ
  • 訳者・・・はら るい 
  • 挿絵・・・黒須 高嶺

作者のマイケル・モーパーゴってどんな人?

マイケル・モーパーゴさんは、イギリス国籍で、1943年生まれの児童文学作家です。

ロンドン大学キングズ・カレッジを卒業し、小学校の先生をしながら児童文学を書き始めました。

その後、数々の賞を受賞し、舞台化や映画化された作品もあるんですよ!

↑戦争に行かされた馬の周りに優しい人が次々現れ・・・絶対泣けます!オススメ!

 

「最後のオオカミ」ひとことあらすじ

インターネットで先祖探しをしたイギリスのおじいさんが、アメリカに渡ったご先祖の人生を知る話。数奇な運命をたどったスコットランド人とオオカミの物語。

 

主な登場人物

マイケル・マクロード

イギリス、サフォーク州に住むお年寄りの男性。インフルエンザが悪化して肺炎になり、回復するまでアパートにひきこもっている時に、孫娘にパソコンの使い方を教えてもらいます。

パソコンで検索する技を使ってご先祖探しを始め、1700年代を生きた祖先の物語にたどり着きます。

 

ミヤ

マイケルの最年長の孫娘で14歳。

マイケルの近所に住み、マイケルにパソコンの使い方を教えます。

マイケルにとってはとてもかわいい孫娘。

 

マリアン・マクロード

アメリカ、マサチューセッツ州ボストンに住むお年寄りの女性。

彼女も、家系をたどっていて、1700年代に生きていたロビー・マクロードの遺言書を発見しました。

マイケルにその遺言書をスキャンしてメールしました。

 

ロビー・マクロード

この本の実質的な主人公。1700年代にスコットランドからアメリカにオオカミの子どもを連れて移住するなど、波乱万丈の人生を送りました。

 

 

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「最後のオオカミ」あらすじと結末ネタバレ

お話は現代のイギリスから始まります。

 

肺炎を患って療養中のマイケルに孫のミヤがパソコンの使い方を教えます。

パソコンでできることを考えたマイケルは、ずっとやってみたかった自分の先祖調べを始めます。

母方(イングランド人)については、順調に1730年ごろまでたどることができました。

でも、父方(スコットランド人)のマクロード家はアルゼンチンやオーストラリアなど、世界中を動き回り、なかなかさかのぼることができませんでした。

 

くじけそうになるマイケルをミヤがサポートしたところ、アメリカのマサチューセッツ州のボストンに住むマリアン・マクロードという女性とつながります。

 

マリアンは、イギリスのインバネス州で生まれた先祖のロビー・マクロードが1700年代に書いた遺言書をマイケルにメールで送りました

 

その遺言書には、ロビー・マクロードの人生がつづられており、この物語の中で語られていきます。

(ロビーの一生をつづっているので、大河ドラマだと思って読み進めて下さいね!)

 

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ロビーの人生は、波乱に満ちたものでした。

早くに父母を亡くしたロビーを引き取ったアーチボルドおじさんロビーを奴隷のようにこき使いました。

理不尽な仕打ちに耐えられず、ロビーは12歳で家を飛び出します。

 

スコットランド高地をさまよい、首都エジンバラの町に入るものの、盗みや物乞いをして生き延びるしかありませんでした。

やがて盗みが見つかり、街から逃げ出します。

 

街から逃げ出し、馬小屋で高熱を出して倒れていたロビーに、幸運がおとずれます。

子どものいないショーン・ダンバーと妻のメアリーに拾われ、大切に育てられることになりました。

ショーンの営む加治屋で見習いとして成長していきます。

ショーンに育てられて3年後、スコットランドとイングランドで戦争がおきます。

ショーンとロビーはスコットランドの兵士として戦争に参加しますが、戦争はイングランドの圧倒的勝利で幕を閉じます。

 

ショーンは戦争で命を失い、ロビーは再び荒野を逃げ回る日々。

逃げている中、荒野でイギリス兵に、射撃されるのですが、イギリス兵が狙っていたのは、ロビーではなく、スコットランドに住む最後のオオカミでした。

そのオオカミは撃たれて死んでしまいますが、ロビーはそのオオカミの子を見つけます。

親のない子同士、追われる逃亡者同士という親近感から、オオカミにチャーリーと名前をつけ共に行動するようになります。

 

スコットランドにいると、いつイギリス兵に見つかるかわからないので、ロビーとチャーリーはエジンバラという町に行き、人ごみにまぎれて生活します。

外国に行くことを夢見るロビーに、ペリカン号の船長であるマッキノン船長が声を掛け、ロビーはアメリカに行くことを決意します。

マッキノン船長は、ロビーと同じような境遇にあるスコットランド人をたくさん船に乗せて、アメリカへの逃亡・渡航を世話する勇敢で親切な人でした。

マッキノン船長のおかげでロビーとチャーリーは無事にアメリカに渡ることができました。

 

アメリカについた後、ロビーは自給自足の生活を始めます。

 

スコットランドより豊かな自然のおかげで、食べ物には困らなかったけれど、時折クマに襲われそうになることもありました。

 

やがてロビーは農業をするのに最適な土地を見つけ、そこに定住することを決意します。

丁度その頃、共に生活していたチャーリーは大人になり、ロビーの元を離れていきました。

チャーリーは、アメリカのオオカミとして生きていくのです。

 

ロビーはその後、森を開き農場を作り、羊を飼い、石造りの家を建てました。

そしてフィオーナという女性とめぐり合い、結婚し、アランと言う息子をさずかります。

後に生まれた2人の子はすぐに亡くなり、妻も病気で亡くなってしまい、ロビーが開いた牧草地に埋葬されます。

そして、ロビー自身もこの地で妻と共に眠りたいと願っています。

(以上、ロビーが遺言で語った彼の人生でした)

 

長い遺言を読み終わったマイケルは、すぐにミヤを連れてアメリカのボストンに飛び、ロビーの開いたバーンサイド農場を探しだします。

そして、ロビーが最後にチャーリーを見たと思われる小川を見つけ、そして、ロビーとフィオーナの墓を見つけたのでした。

おわり

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(ん?ロビーはアメリカに行ってしまったのだから、マイケルの直接の先祖ではない!?)

(ロビーに意地悪していたおじさんの子孫がマイケルなのかもしれません!)

 

感想文のヒント

だれにも先祖はいます!

その先祖がどんな人生を歩んできたのかをロビーと比べ、自分はどんな人生を送りたいかを書いてみるのもいいと思います。自分の名字を検索すると、どこの地方に先祖がいたのか分かるかもしれませんね。

名字についてはこのサイトが参考になりますよ。

名字由来ネットはこちら

 

スコットランドとイングランドの戦争が描かれています。カロデン・ムアの闘いとは、どんな戦いだったかを調べ、日本の戦国時代などと比べるのもいいですね。

この闘いの勝利を祝って作られた曲が「見よ、勇者は帰りぬ」という運動会の閉会式でかかるあの曲だそうですよ。→「見よ、勇者は帰りぬ」はこちらで聴けます。

 

驚きですね!

 

地図アプリを使えば、舞台になったところの今の様子が良くわかります!

旅行気分で舞台の町をたどってみて、感想をまとめてもいいですね。

グーグルマップでカロデンを検索してみました。↓↓

 

のどかな田舎に見えますね~。

 

スコットランドのご先祖は、世界中を動き回っているようです!

スコットランド人が世界中にいる理由を考えてみるのもいいですね。

イギリスは今でこそ一つですが、スコットランド・ウェールズ・イングランドという3つの国の連合王国です。

ユニオンジャックというあのイギリスの国旗は、その3つの国の旗を合体させたものなのですよ。

ただ、連合王国と言っても、スコットランドはどちらかというと支配された地域で、外国にチャンスを求めて旅立つ人が多かったようです

それで、スコットランド人はスコットランドには数百万人しかいないのに、アメリカやカナダなど世界中では数千万人もいるんです!

日本にも、海外に移民して行った人はたくさんいました。

移民した人の出身地は広島・山口・福岡・熊本・沖縄が多いです。

その土地にいては生活が苦しく、新天地を求めた人がたくさんいたのですね。

そこに住み続けても貧しいまま、外にチャンスを求める。

リスクは高いですが、挑戦する心は大切ですよね!

 

今の自分のおかれた環境を見て、挑戦する心が自分にあるかどうか、自問自答し、感想文にまとめましょう。

 

読書感想文のポイントは「比べる!」

登場人物と自分を比べることで、自分のことについて深く考えることができます。

その考えが具体的なエピソードなどを入れながら表現して、1200字でまとめてみましょう!

自分の目で見た体験を、自分なりの言葉で書くと、読む人を感動させられます。

 

こんな順番で書くと、感想文としてまとまりますよ!

①自分が住んでいる場所、おうちの人の職業について書く。

 

②両親、祖父母の生まれ育った所を、調べて、自分の先祖について考える。

 だれにも必ずご先祖がいます。たどれるだけ、さかのぼってみましょう。

 

③スコットランド人が世界中に住んでいるのはなぜかを、作品をもとに考える。

 戦争で住む所をなくした人がたくさんいるんですよね。

 

日本にも「移民」した人たちがいることをまとめる。

 逆に、日本にも外国から来ている移民がたくさんいることにも触れる。

 

⑤今と昔がつながっていることを書き、先祖への尊敬の念をあらわす。

 

自分がこれからどんな人生を送りたいかを書く。

 自分自身も先祖からつながり、そして未来へつながっていくことを、この本を読んで感じたと、表現しましょう!

 

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さいごに

最後まで目を通して頂き、ありがとうございました!

今を生きる自分たちも、人類の始まりからずっと命がつながっていることを考えられるといいなぁと思います。

少なくとも自分はこの本を読んで、先祖とのつながりを考えました。

全ての人が試行錯誤しながら生きている。

あなたもその一人として、頑張っていきましょう!

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