国語の授業、特に物語の読み取り、好きですか?
僕は正直、あまり好きではありませんでした。
でも、授業に「予想読み」を取り入れたら
子どもが生き生きする楽しい授業になりました。
「予想読み」の方法を知り、楽しい授業を作りましょう!
ちなみにこの「予想読み」は、
茨城県の中学校の先生、佐藤弘道さんから教わりました。

 
スポンサーリンク

 

国語の「読み取り」が面白くない訳

僕は子どもの頃も、教師をしていた時も、
国語の読み取りの授業があまり好きになれませんでした。
その理由は、
分かっている部分を

何度も何度も読み返し、
「筆者(作者)の伝えたかったことは?」
を考えるパターンで学習させられていたし
学習させていたからでした。
物語を何度も読むということには
日本語に習熟するという意味もあるし、
その中に新たな発見もあるかもしれないので
一概に否定できません。
でも、子どもが同じ話を何度も読むと、
飽きてしまいます。
物語の生き生きした感じは失われていきます。
だから、何度も読み返す「読みとり」は好きではなかったのです。

 

物語には普通、プロット(話の流れ)がある!

どんなお話でも普通、作者は話の流れを考えてから作品を構成していきます。
話の流れとは、クライマックスに向けて色々な出来事を考えて構成していくということですね。

予想読みでは、作者の思考の流れ、物語の構成を、追体験する方法です。

 

スポンサーリンク

 

予想読みは、子どもがアクティブに学べる仕掛けがある!

さて、今回のテーマの予想読みです。
予想読みでは、先生は、
お話の中身が変わる場面など
物語の途中で一旦の話から離れ、
子どもに問いかける時間を取ります。
例えば
「さて、このあと、何が起こると思う?」
とか
「この人は、何をするでしょう?」
とか。
場合によっては選択肢を用意して
「1 わらう 2 おこる 3 泣く」
から選ばせるのもありです。
お話の途中で問いかけ、
考えさせることで、
子どもは子ども自身の頭をフル回転させて
物語の展開を考えることができます。
「このあと、こうなるはずだ」
「作者は物語を意外な方向に持っていくはず」
と、子どもは想像することを楽しめます。

スポンサーリンク

子どもが自分の頭を使って考える

子どもが自分で考えることが、予想読みの醍醐味です。
従来の読んで、考えさせるパターンでも
筆者の言いたかったこと(主題)を考えさせますが、
予想読みでは、より多くの子どもが生き生きと考えるようになります。
なぜなら、考えたことに不正解はないからです。
教師は、どの意見も尊重していいのです。
物語は作者が作ったものなので、展開は限られていますが、
こうなるだろうという予想は、外れたとしても
その予想の理由が説明できれば、正解です。
根拠を持って主体的に説明できるということは、
まさにこれからの世の中で大切とされている力です。

予想読みで大切なこと

・先生は、お話を読みこみ、ポイントを見つけること
・お話を止める場面で、子どもが何を考えるか予想しながら問いかけを作ること
予想読みで大切なことは
どこで子どもに考えさせるかということです。
先生なら授業づくりでいつもしていることですが、
実際のお話を使って、予想読みをしてみましょう。
本当は知名度の低いお話で例示するといいのでしょうが
超メジャーな物語、うらしま太郎を例にします。
物語を知っている子には、違った展開を考えさせると
飽きずに、邪魔せずに楽しんでもらえます。

スポンサーリンク

「うらしま太郎」で予想読み

むかしむかし、丹後の水の江という所に
うらしま太郎という漁師の若者が母親と住んでいました。
ある日、うらしま太郎は漁を終え、家に帰ろうとしている時、
砂浜で子どもたちが亀をいじめている所を見つけました。

問 うらしま太郎は、どうしたでしょう?
1 子ども達と一緒になって、亀をいじめた。
2 子ども達から亀を助けだした。
3 その他

問に対する答えを考えさせ、理由を挙げさせます。
「その他」を入れることで、
想像力豊かな子は、自分の意見を発表できます。
先生は子どもたちに色々な意見を出させ、
ある程度まとめたら、お話に戻ります。

うらしま太郎は、亀を助けだしました。
亀は、うらしま太郎にお礼を言って、
竜宮城に招待します。
(中略)
うらしま太郎は玉手箱をもらって
竜宮城から陸に戻ってきました。
すると、周りの景色が前とは全然違っています。
悲しくなったうらしま太郎は
玉手箱を開けます。すると・・・

問 玉手箱を開けたら、どうなったでしょう?

選択肢を設けず、自由な発想を出させるのも良いです。
ただ、ある程度の枠を教師が設けたほうが、
子どもたちの思考を促す場合も多いです。

スポンサーリンク

さいごに

「予想読み」の方法で問いかけを作って交流することで
子どもたちは筆者が考えただろうことを追体験できます。
物語を作るのは楽しいことだと感じられたら、
きっと子どもたちは興味を持って学ぶようになります。
問を作る作業は、大変かもしれませんが、
子どもがどう考えるかを予想することは
教師の力量をアップさせることに直結していて、
結構楽しい作業です。

物語文を扱う時、試してみてください!

スポンサーリンク