飼い主と飼い犬が仲良く散歩している様子は

みていてほほえましいですよね。

この本を読んで

ペットと飼い主のあるべき関係

について考えると、

良い感想文に仕上がります!

 

 

「車いす犬ラッキー」ってどんな本?

「車いす犬ラッキー 捨てられて命と生きる」は2018年読書感想文課題図書(高校)です。

作者は小林照幸さんで。

鹿児島県徳之島に生きる

車いす犬と飼い主を取材したノンフィクションです。

 

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小林照幸さんについて

小林照幸さんは1968年生まれのノンフィクション作家です。明治薬科大学在学中にデビュー。

1992年に『毒蛇』というハブと血清をテーマにした作品

第1回開高健賞奨励賞を受賞。

 

1999年に『朱鷺の遺言』という、絶滅寸前の鳥である「朱鷺(トキ)」を扱った作品

第30回大宅壮一ノンフィクション賞を最年少で受賞。

 

ノンフィクション作品をたくさん発表し、受賞しています。

特に、いのちを切り口に取材した作品が多いです。

この「車いす犬ラッキー」については、筆者が

徳之島で毒蛇の取材→闘牛の取材→車いす犬

と取材を続ける中でできた作品です。

「車いす犬ラッキー」につながる作品として

徳之島が舞台の

「毒蛇」、「闘牛の島(現在は『闘牛」と改題)」

がありますし、

動物の命を扱った

↑のような作品もあります。

 

興味がある人は、そちらを読んで

筆者の持っているテーマを探ると、

さらに深い感想文が書けますよ!

 

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主な登場人物

島田 須尚

この本の実質的な主人公です。

徳之島で生まれ、バイタリティーあふれる人生を送っています。

基本的には電気屋さんをしていたのですが、

闘牛の牛を飼ったり、闘牛大会の映像記録販売をしたり、

島で初めてカラオケボックスを開いたり、

焼肉屋や回転寿司屋を経営したりと

様々な商売に取り組みました!

焼肉屋を切り盛りしている時に捨てられた犬を世話したことから、

犬と生活を共にするようになります。

 

寅(とら)

須尚さんが初めて飼った犬で、捨て犬でした。

保健所で処分される寸前に

須尚さんに拾われ、天寿を全うしました。

 

ラッキー

須尚さんが飼った2匹目の犬。

本書のタイトルの犬ですね。

この犬も元々は捨てられた犬でした。

須尚さんは大切に育てるのですが、

交通事故で下半身がマヒしてしまいました。

車いすで生活していますが、とても元気です。

 

ひとことあらすじ

徳之島で一旗あげた島田須尚さんが、捨てられた犬を大切に育てている話。

 

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あらすじ(ネタバレです)

島田さんは1949年に徳之島で生まれました。

東京の専門学校で電気関係の技術を身につけ

徳之島に戻って電気屋さんに就職。

21歳で結婚し、子どもが1人生まれますが、

映像関連の技術を身につけるべく

家族で大阪に引っ越します。

 

1974年、徳之島に戻った須尚さんたちは

自分の電気屋さんを立ち上げます。

小さなお店でしたが、高度成長期の波に乗り、

店は成長していきます。

いくつかの紆余曲折はあったものの

徳之島の伝統である闘牛を記録しビデオと、テレビ一式を販売する

というビジネスモデルを作り上げ、

大成功をおさめます。

1995年、徳之島にも家電量販店が進出してきます。

時代の流れを感じ、零細電気店経営だけでは先細りを感じた須尚さんは、

サイドビジネスとして

カラオケと焼肉の店を開きます。

 

2000年、焼肉店のそばに捨て犬が現れます。

捨て犬ですが、情の厚い須尚さんは放っておけません。

情が移った須尚さんは、

保健所で処分される寸前の捨て犬を助けます。

保健所の職員には

「今から15年以上、自分は飼育できると自信を持って言えますか?」

の問いにも

「看取るまで飼います。」

と力強く即答し、飼うことになります。

 

2012年末に須尚さんは、

幼なじみの友達の経営する牛小屋を訪れます。

そこで新たな捨て犬と出会いました。

まだ赤ん坊でしたが、須尚さんは妻と相談し、

ラッキーと名付けて大切に育てます。

 

2013年11月、

大切に育てていたラッキーが

交通事故にあってしまいます。

出血もなく、体の腫れも見当たりません。

血も吐かず、吠えもしませんが、

ラッキーは下半身を動かすことができませんでした。

しかし、徳之島には牛を扱う獣医はいても、

犬猫を専門に扱う獣医はいません。

救っても、ケアしながら15年以上世話できるかも考え、

保健所で処分する可能性も示唆されますが、

須尚さんはラッキーが生きる道を探ります。

困り果てた須尚さんは、

沖縄に住み、犬も猫も飼っている息子が懇意にしている獣医に

ラッキーを診てもらうことを決意し、

ラッキーを船便で沖縄に送ります。

 

沖縄で治療を受けたラッキーは

下半身は不自由ながらも

元気を取り戻して、徳之島に戻ります。

 

そして、ラッキーは

車いす犬として

充実した生活を送っています。

また、ラッキーがいることで、

須尚さんにも生きる目的ができ、

元気に過ごしています。

(おわり)

 

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読書感想文のヒント

この本を読んで読みとれたことは色々あると思いますが、

テーマを絞ってまとめていきましょう!

・保健所で処分される犬の数の変化とラッキーの生活を比べる。

筆者の「ドリームボックス」という作品のテーマでもあった、

保健所で処分される犬の数は年々減少しています。

処分が減少している原因は、

ペットの天寿を全うさせようという飼い主が増えてきた

ということでしょう。

なぜ、今までは処分されるペットが多かったのかを考察し、

須尚さんの行動と比較しましょう。

そして、

これからペットと飼い主はどういう関係を築くべきか

を考えてみましょう。

 

・須尚さんの生き様と、ラッキーの存在意義についてまとめ、ペットの意味を考える。

須尚さんは、色んな商売に手を広げ、バイタリティーあふれる人生を送ってきました。

須尚さんがやってきた商売をまとめ、

須尚さんがどのような人生哲学を持っていたのかをまとめましょう。

そして、飼い犬を持つことで、須尚さんの心がどう変化したのかも考えましょう。

最後に、

パートナーとしての飼い犬の意味

を自分に引き付けてまとめましょう。

 

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こんな流れで書いてみてはどうでしょう

身近なこと→本の内容→自分のことの流れで書いていきましょう。

①自分の身の回りにいるペットについて書きましょう。

ペットを飼っている人は、自分の家のペットの人生について書きましょう。

ペットを飼っていない人は、ご近所のペットの人生に取材して書いてみましょう。

②ペットの意味について考えましょう。

飼い主にとって、ペットの意味は何かを考えて書きましょう。

ただの愛玩物と言う人もいれば、

人生のパートナーという人もいるでしょう。

いのちある動物をそばに置く意味を考えましょう。

③須尚さんにとってのペットの意味を考えましょう。

仕事一筋だった須尚さんがペットを飼って変化したことを考えましょう。

須尚さんにとって、飼い犬を最後まで育てることは

彼にとってどう言う意味があるのかを考えましょう。

須尚さんの責任感の強さと、飼い犬への感謝の気持ちがあることをまとめましょう。

④最後まで飼うことの大変さと責任について考えましょう。

怪我や病気でが原因で人生を全うさせられない犬もいます。

  • 2003年に処分された犬は全国で16万匹以上
  • 2013年に処分された犬は全国で3万匹程度

減ってきているとはいえ、

まだまだ処分される犬は多いのが現状です。

つまり、責任を持って最後まで飼いきれない飼い主がたくさんいるということです。

⑤人とペットのあるべき関係についてまとめましょう。

ペットと最後まで付き合う例として

須尚さんと寅やラッキーの関わりを考えましょう。

最後まで世話をするというのは大変だという流れでまとめましょう。

⑥自分はどのようにペットと関わっていくかの意志をまとめて終わりましょう。

自分がペットを飼っているなら、

ペットの人生とどうかかわっていくかをまとめましょう。

自分がペットを飼っていないのなら、

ペットと飼い主がどのような関係を築いていきたいかをまとめましょう。

 

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最後に

ペットを飼っている人はたくさんいます。

飼っている人は、飼っていない人に比べて、

きっと「命」を見つめる機会が多いです。

生きる意味を考えることは

とても大切なことです。

この本を通じて

人生について考えられるといいですね!

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