「星の旅人 伊能忠敬と伝説の怪魚」(2019年の読書感想文課題図書・中学生)

  • 登場人物
  • あらすじのまとめ
  • 読書感想文のアイデア

を紹介します。

ちなみに…怪魚の話じゃないです!^^;

 

「アイデアの例」を使って、自分なりの読書感想文に仕上げてください!

読むだけで歴史の勉強にもなるので、中学生にお勧めの一冊です!

 
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「星の旅人」のひとことあらすじと要点

江戸時代に伊能忠敬と、蝦夷で行方不明になった父親を探す平次を含む数名が、北海道を測量する旅をしたお話です。

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江戸時代の日本と外国(ロシア)との歴史と

昔の蝦夷を旅する大変さ

さらに科学を学ぶ上での基本的な、でも超大切な考え方を学べます。

あと、ロマンも!

 

科学をする上で、正確なデータの積み重ねは本当に大切なもの。

科学は数字があってなんぼですからね。

 

何年か前、論文の画像を加工したり、データを改ざんする科学者がいて

大きなニュースになりました。

 

物語の中でもありますが

記憶を頼りにデータを書き起こす…なんていうルール違反は、科学の世界では絶対やっちゃダメなやつです。

じゃあ、どうすれば良いのか…

きっと「戻って測量し直す」のが正解なんでしょうね。

 

科学の道を目指す人に必要なのは「データに誠実であり続けること」かな?

 

領土問題についても、深く考えるきっかけになります。

今は北方領土問題ですが、昔は北海道問題だったのですね。

 

歴史・政治・理系など、これからどれを学ぶ人にも、ぜひ読んでもらいたい本でした。

 

「星の旅人」の主な登場人物

物語は、主に

 

  1. 伊能忠敬(いのう ただたか)
  2. 上林平次(うえばやし へいじ)
  3. 伊能秀蔵(いのう しゅうぞう)

の3人で物語は進んでいきます。

どんな人物かというと…

 

伊能忠敬(いのう ただたか)

江戸時代、とても精密な日本地図を描くことに貢献したすごい人。

元々は商人だった。引退後、天文学と測量術を学び、日本各地を測量し、地図を作製。

地球の経度を実際に歩いた距離から計算するなど、すぐれた科学者で実直な人

 

上林平次(うえばやし へいじ)

伊能忠敬たちの蝦夷地(北海道)測量に途中から参加した少年。

蝦夷地の測量をしていた父の彦左衛門が蝦夷地で行方不明となり、その消息を確かめようと、忠敬たちに同行する。

 

伊能秀蔵(いのう しゅうぞう)

伊能忠敬の息子。忠敬の弟子として蝦夷地の測量に同行する。

平次のよき理解者。場の雰囲気を和ませるお調子者

 

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「星の旅人」の感想文のアイデア

平次に対する忠敬の言動に、読書感想文の種がたくさんありますよ。

  • 伊能忠敬の人柄と、科学のあり方
  • 平次の失敗から学んだこと(データは正確に・失敗したからこそ学べる事もある等)
  • 鎖国だった日本が国力を保てたわけと、忠敬の功績
  • 鎖国下で外国船に助けられた平次の父について書き、現代と比べる
  • 日本とロシアの関係と、一般の人たちの繋がりを考え、今と比べる
  • 北海道を巡る国際情勢とアイヌの立場について考え、領土について意見を書く
  • 科学者である忠敬の目的(地球の大きさを調べる)と幕府のもくろみ(国防のための地図を作る)の違いについて
  • 平次と父の関係を見ながら江戸時代の身分制度について感がある

などなど、これは・・・と思ったものをテーマにしてみましょう!

本の表紙裏に書かれている言葉は、かなり印象的ですよ。

是非、感想文に引用してください!

 

 

「星の旅人」の読書感想文の流れの例

では読書感想文の流れに沿って、お話ししますよー。

現代の生活の便利さにふれよう

まずは、自分の生活で「あたりまえ」にしている、実はすごいことを書きましょう。

 

ぼくは今、道に迷うことはほとんどない。どこか知らない所に行く時に、スマホやタブレットのマップを検索するからだ。

マップはとても正確で、ナビは道順まで教えてくれる。ぼくにとってはそれが当たり前だ。

何気なくしている作業ですが、江戸時代にはあり得ない便利なことをあげましょう。

特に、地図ソフトはなくてはならないものになったことを書きましょう。

 

生活の土台にある科学について考えよう

便利な生活が送れるのは、科学の進歩のおかげだと言うことをまとめましょう。

 

今の時代の僕たちがスマホやタブレットで色んな事が簡単にできる。

それは今までの人たちが世の中をより便利にしようと日々努力してきたからだ。

便利な生活ができているのは昔の人の努力の積み重ねだということを

強調しましょう。

 

学問の進歩について考えよう

生活の便利さは科学の進歩にも支えられていることをまとめましょう。

 

生活の便利さは科学と技術の進歩とは切り離して考えることはできない。
クルマの自動運転などもたくさんの人たちの地道な努力で実現されていくだろう。

伊能忠敬の地図作成の取り組みも、まさに地道な努力の賜物だった。

日々の努力と伊能忠敬の功績をつなげていきましょう。

 

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最近ニュースになっている、データ改ざんの現状を考えよう

最近よく話題になっている企業の不正問題について触れ、その背景を考えましょう。

 

科学や技術の進歩は地道な努力の上に成り立っている。
そして日本は地道で勤勉という国民性のおかげで、世界の中でモノづくりの国としての地位を保てている。

しかし最近、自動車会社のデータ不正問題がいくつも明らかになっている。

規制が厳しいということもあるかもしれない。
しかしデータ改ざんは社会の信用を失う大きな事件だった。

もしぼくが大人だったら、不正を行っていた会社の車を買いたくない。
安全性が信用できなくなったからだ。

同じ思いの人は、きっと多いにちがいない。

今の社会で起きていることと信用問題についてまとめて、物語につなげましょう。

 

伊能忠敬の言葉を引用し、大切なことをまとめよう

今の社会問題と平次の行動、忠敬の言葉をリンクさせましょう。

 

物語の中で平次は測量記録を濡らしてしまう。
墨で書いた文字がにじんで判読できなくなったものがあり、平次は責任感から計算や想像で資料を作り直した。

しかしその行動は、忠敬を怒らせることになった。
忠敬の言葉が特に印象的だった。

「あらかじめ用意した答えを導くために、都合のいい数字をあてはめる。
それは学問においては絶対にやってはならないことだ。
予想と観測結果がちがうことなど、いくらでもある。
それがどうしてか考える。
学問はそこからはじまるのだ。」

平次と同じようにぼくもショックを受けた。
でも考えてみれば真摯な態度が、科学の発展には欠かせないものだと改めて思う。

本を読んで気づいた事があれば読者した価値があったという事です。熱く語りましょう。

 

自分がどのような未来を作っていくかまとめよう

最後に自分の思いを物語とつなげて語りましょう。

 

蝦夷地に父の足跡を見つけた平次は、江戸のいわゆる日本人にとっては未開の地であった蝦夷に残って学問を続けていく。

ぼくはまだ、自分の進路についてははっきり決まっていない。

でもどの道を選ぶにせよ、忠敬や平次のように、一つ一つ丁寧に
頭で道理を考え、手足を動かし、誤魔化すことなく真理を求めて行きたい。

自分の進路希望と世の中の発展をつなげて終わりましょう。

 

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作者について

作者は小前亮さん。1976年生まれ。

東京大学出身で中央アジア・イスラム史を学んだ、歴史小説を得意とする作家です。

他の作品に

『李世民』(講談社)

『三国志』『エイレーネーの瞳 シンドバッド23世の冒険』(理論社)

『真田十勇士』シリーズ(小峰書店)

などがあります。ぜひ読んで見てください。

 

最後に

ぼくは歴史小説が好きです。歴史には興味深いドラマがたくさんあって面白いからです。

この本の伊能忠敬も、魅力的に描かれていましたよね。

 

読書感想文は、まだ形になっていないあなたの考えを文字に表す作業です。

大変ですがきっと賢くなりますよ。

あなたらしい、あなただけの感想文に仕上げてください。

 

ちなみに2019年の読書感想文課題図書

『ある晴れた夏の朝』のあらすじ・感想文のかき方もまとめていますので

興味のある方はご覧下さい。

『ある晴れた夏の朝』読書感想文のかき方・登場人物・あらすじまとめ

原子爆弾投下は正しかったのかという歴史の問題について深く考えさせてくれる良書です。

 

最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。

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