ドラマ「モンテ・クリスト伯」に登場した毒は何?チシルアラニンとは

こんにちは、子供の頃から巌窟王が好きだったTamakoです♪

モンテ・クリスト伯がドラマになると聞いて、どんなふうにアレンジされるのか気になって、ずっと観ています!

そしていよいよ最終章となり、未蘭ちゃんが毒を盛られて危機的な状態にあります。

ここで気になるのは、医師が言っていた入間家で使われてきた毒物って何なのかってことです。

未蘭ちゃんに盛られた毒とは?

あの赤い瓶の中身は何なんでしょう?!

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医師が「チシルアラニン」って言ってた?

入間家では、何度も毒を使った事件が起きていたせいか、

未欄ちゃんが運ばれてすぐに、毒物の特定ができたようです。

 

その毒の名は「チシルアラニン」!

と、聞こえた気がします!(;´∀`)

 

個人的には「アラニン」と言えば「Lフェニルアラニン化合物」(って合成甘味料じゃないかーい!)。

 

くらいしか知りません。

 

幸い(?)有機化学は学生の時にカジッたので、必死で調べました。

「チシルアラニン」を!

 

そして聞き間違えかもしれないので、似たような響きの「◯◯アラニン」を調べました!
「アラニン」はハッキリ聞こえたんですよね。

 

その結果・・・「チシルアラニン」という化合物は見つからず・・・

どうやら、ドラマ「モンテ・クリスト伯」のために創作された、フィクションの毒物なのかと思います。

ではモデルとなった物質はあるのでしょうか?

 

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「チシルアラニン」のモデルとなった毒物は何?

「チシルアラニン」に響きが似た化合物を探しに探しました!

 

そうして見つけたのが

L-2-アミノ-4-[(ヒドロキシ)(メチル)-ホスフィノイル]ブチリル-L-アラニル-L-アラニンナトリウム塩

という化合物。

もしかして、この化合物が「チシルアラニン」のモデル???

 

このブチリルLアラニルLアラニンナトリウム塩は、農薬です。

劇物指定されています。

 

でも、入間家の事件に使われた症状に当てはまるほど、急性で強い毒性ではないようです。

 

では、「飲んですぐに泡を吹いて倒れたり、少量で命も奪ってしまう毒」って何があるかというと・・・

 

毒性が強く即効性のある毒を飲んだ場合、嘔吐したり、胃が痙攣して胃の内容物を吐いてしまう場合があるのですが

だからって「泡を吹くならこの毒!」というわかりやすい毒があるわけではありません´д` ;

 

泡を吹くといえば、2013年に中国で起きた事件。

道に落ちていたヨーグルトを拾って、孫娘に食べさせたところ、孫娘は泡を吹いて倒れたそうです。

その後わかったことですが、ヨーグルトに混入されていた毒物は「殺鼠剤」でした。

 

更に「アラニン」と名のつく毒物がないのか調べてみました。

 

「アラニン」とは元々アミノ酸のことなので、「◯◯アラニン」という化合物がたくさんあります。

そのアラニンの化合物の中から見つけたのは・・・

DL-アラニン!

実はこのDL-アラニンは、甘みと旨味が絶妙の食品添加物ですが・・・

なんとアマゾンで1,500円/kgで売ってました。

 

このDL-アラニンは、わずか0.5gでハトの命を奪ってしまうと言われています。

ただ、それはハトの場合。

 

例えば50kgの人間の体重で計算すると、DL-アラニンが62g必要になります!

それじゃあ、塩でも同じです!

 

以前、1才児がスプーン1杯の塩(5~6g)で、塩中毒になり亡くなるという事件がありました。

つまり、DL-アラニンは、塩くらいの毒。

だからチシルアラニンのモデルではないですね!

 

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原作では未蘭はどうなるの?

モンテ・クリスト伯の原作「巌窟王」を読んだ記憶によると・・・

未蘭はモンテ・クリスト伯からもらった薬で、ロミオとジュリエットのように、天国に行ったふりをして、後で生き返った気がします。

 

だから信一朗と未蘭はハッピーエンドのはずです。

そして最後には、モンテ・クリスト・真海の正体にも気づくのです。

 

復習しても幸せにはなれませんが、復習せずにはいられなかった巌窟王は、フランス革命直後の物語ですが、今でも色あせませんね!

 

それにしても、ドラマ内で架空の「チシルアラニン」なんて言うから、気になって、その後は感情移入出来ませんでしたー!(←知らんがな)

 

今回学んだこと。

使わなくても架空でも、毒薬は怖いもの見たさで気になるもの。

調べるのが楽しかったです♪

 

毒の話をした後は、よもぎ茶でホッコリしましょう(о´∀`о)♡

↓このよもぎ茶、飲みやすくて超おすすめです!

 

それではまた!

 

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