【希望の図書館】読書感想文のアイデア~書き方の例・人種差別の違いを考える

「希望の図書館」は1946年頃の、アメリカの黒人の生活が描かれた作品です。

この本をお勧めする学年は…

読書感想文対象学年
  • 小学校高学年
  • 中学生
  • 高校生

南部から北部に引っ越してきた少年の喪失感と成長に素直に感動できる良い本です。

ランタンランタン

転校して新しい土地になじむまでの

  • 戸惑い
  • 差別
  • アメリカの南北の違い

を描くことで、読書感想文としてまとまりますよ!

あなたの参考になれば幸いです。

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▶︎一言あらすじ

▶︎登場人物
▶︎感想文の例 ▶︎感想文のアイデア・テーマ
 

 

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【希望の図書館】ひとことあらすじ

読書感想文のもとになるので、簡単にあらすじを確認しておきます。

あらすじを一言で言うと?

アラバマ(アメリカ南部)の田舎町からシカゴ(アメリカ北部)に

父と引っ越してきた黒人中学生のラングストンが

少しずつシカゴでの暮らしになじんでいく話。

アメリカ南部は農村地帯で、黒人はかつて奴隷として働かされており、差別が厳しいことがお話から感じられます。

一方、北部は工業地帯で、黒人も図書館に自由に使えることがわかります。

黒人による文学が盛んになってくる時期で、当時のアメリカの様子の勉強にもなりますよ。

 

 

【希望の図書館】主な登場人物・場所

物語はラングストンの目線で語られていきます。

 

主人公:ラングストン

この物語の主人公の黒人少年。中学生。

アラバマ(アメリカ南部の農村地帯)からシカゴに引っ越してきた。

母は文学を愛していたが、病気を患ってしまい、もうこの世にはいない。

ラングストンは、どちらかと言うと物静かな性格。

読書好きで、粗野な父が望む「男」の姿とは少し違っている。

シカゴでは図書館に黒人も使えることに感動し、たくさんの本を読むようになる。

 

フルトンさん(パール・フルトン)

ラングストンが住むアパートの隣の部屋の黒人女性。

高校の教師をしている。魅力的な人。

ラングストンの親子とは何かとかかわりがある。

 

ライモン

ラングストンが通うヘインズ中学のクラスメイトで、いじめっ子の黒人。

エロルとクレムという2人をひきつれ

「南部のいなかもん」

とラングストンをバカにしている。

背は高くはないがしつこい。

 

クレム

ライモンと一緒に行動している黒人少年。

クレム自身は読書家で、やがてラングストンとは心が通じるようになる。

 

引っ越した先のアパートの隣人との出会いが、ラングストンにも、父にも良かったです。

フルトンさんとラングストンの父は、この先きっと、お互いを必要とするようになる・・・かな。

 

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【希望の図書館】感想文のアイデア・テーマ

ランタンランタン

静かな雰囲気の物語ですが、読書感想文にすると良さそうなテーマをいくつか考えました。

参考になると嬉しいです。

感想文アイデア
  • 第二次世界大戦が終わったころのアメリカの南北の様子の違いを調べ、感想文につなげる。
  • 白人と黒人の差別の歴史を振り返り、ラングストンの今とこれからを考える。
  • 転校生が学校になじむまでの様子をまとめ、自分の経験につなげる。
  • 黒人の文学や音楽について調べ、今の時代への影響について考える。

    物語で描かれていることをまとめつつ、自分の状況と比べることで、読書感想文は良い内容になって行きます。

    ランタンランタン

    「自分なら・・・」を考えながらテーマを決めましょう。

     

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    【希望の図書館】読書感想文の例

    ぼくならこう書くかな…という流れをまとめてみました。

    ポイントは、物語と自分の経験をリンクさせることですよ。

     

    ①自分の町の「図書館」の様子を描き、自分がどれぐらい使っているかをまとめる。

    あなたの街にもきっと図書館はあるでしょう。あなた自身がどのように使っているかを具体的に描きましょう。

    スマホがあるので、使わない人もいるかもしれませんが、使わないなら使わない理由をまとめましょう。

    例えば…。

    ぼくの町には図書館がある。もちろんだれでも自由に出入りできるし、ほとんどの本を借りることができる。

    ぼく自身、読書が好きなので、よく通っている。図書館は昔の物語から最新のニュースまで知ることができる素晴らしい所だ。

    最近は、スマホで調べ物ができるので、使う機会は減ってきているけれど、図書館は静かなので、自習する時にも重宝している。

    と、自分にとっての図書館をまとめ、次につなげましょう。

     

    ②ラングストンが置かれた状況と、図書館を利用できる喜びに共感する。

    次に、ラングストンにとっての図書館をまとめましょう。

    例えば…。

    この物語のタイトル「希望の図書館」どおり、ラングストンにとって、図書館は希望の場所だ。

    黒人差別がはっきり存在するアメリカ南部では、白人とそれ以外の人種が厳然と区別されていた。

    でも、アメリカ北部のシカゴでは、だれでも図書館が利用できた。

    ラングストンの驚きは相当なものだったに違いない。

    自由に本を選べ、読める喜び。

    ぼくたち今の日本人には当たり前のことだけれど、

    何かを自由にできると言うことはとても幸せな事なんだと改めて感じた。

    人種で差別されることの理不尽さにふれてもいいですね。

     

    ③自分では言葉にできなかったことを、読んだ「詩」の中に見つけられる感動に共感する。

    ラングストンは、もやもやした気持ちがスッキリ表現されている詩を見つけて感動します。

    きっとあなたにも似たような感覚を持った時があると思います。

    気持ちが言葉になる瞬間の感動に共感しましょう。

    例えば…。

    図書館でラングストンは「詩」に出会った。

    彼と同じ名前のラングストンの詩は、彼の思いを言葉で表現してくれた。

    言葉にならない思いが言葉になった喜びに、ぼくはとても共感する。

    ぼくはいろんなアーティストの歌が好きだが、好きな理由は

    自分の気持ちを代弁してくれるからだ。

    また、母がこの詩人から彼の名前をつけたということも、

    大きな驚きだっただろう。

    「言葉の力」をぼくは感じずにはいられない。

    今、世の中には「言葉」があふれています。

    軽い言葉も、重い言葉もありますが、

    自分の気持ちが言葉になる感動をまとめましょう。

     

    ④物語の当時のアメリカの南北の様子の違いに触れ、黒人の文化の高まりについて考える。

    ラングストンが黒人のつくった「詩」に感動できたのは、実はアメリカ北部の黒人の人権が認められてきたからです。

    アメリカの時代の様子に触れ、自由の大切さをまとめましょう。

    例えば…。

    ラングストンが詩人ラングストンの詩に感動できたのは、

    黒人の人権がアメリカ北部で認められ、表現の自由が認められるようになったからだ。

    抑圧された中でもアメリカの黒人は様々な表現方法を作ってきたけれど、

    やはり、自由が認められることは、自分を表現するためにも大切な要素だとぼくは思う。

    もちろん、権利拡大のために、たくさんの黒人たちが声を上げてきたからこその自由なのだけれど。

    人権拡大と表現の自由について言及できるといいですよ。

     

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    ⑤黒人文化が今の世の中に与えている影響力の強さに触れる。

    少しずつ自分たちの権利を広げてきたアメリカの黒人たちがルーツの文化は、

    今、世界中に広がりました。

    黒人が始めた文化のいくつかを挙げ、抑圧と自由について考えましょう。

    例えば…。

    ところで今の日本を見てみると、特に音楽の分野で黒人由来の文化が存在感を持っている。

    ブルース、ジャズ、ラップなど、これらはもともと黒人が始めた音楽だ。

    ラップ音楽は、すっかり日本語でもジャンルとして受け入れられているし、

    ぼくも好きだ。魂を揺さぶられるような気がするからだ。

    と、自分も黒人文化の影響を受けていることに言及しましょう。

     

    ⑥ラングストンの話題に戻り、この先のラングストンの成長について考える。

    次に、ラングストンの将来について考えましょう。

    ラングストンのような少年が文化の担い手となり、

    黒人文化の発展に寄与して今につながっていることを考えましょう。

    例えば…。

    今、ぼくがラップに影響を受けているのは、ラングストンのように、黒人の文化を広めた人たちがいるからだ。

    人は、何かを表現するために、言葉や音楽を持っている。

    アメリカの黒人たちの中には、特にその力が強い人たちがいたということだ。

    そして、文化は広がり、世界にある他の文化と融合し、広まっていく。

    ぼくも、その影響を受けている一人だ。

    文化の広がり、融合と、話を大きくまとめましょう。

     

    ⑦自分はどのように成長していきたいかをまとめる。

    自分の例に立ち返り、自分はどのように成長していきたいかをまとめます。

    最後に、自分はどうあるべきかを考えて終わりましょう。

    例えば…。

    ぼくは、当たり前のように学校に行き、

    当たり前のようにテレビを見、

    当たり前のようにスマホをいじっている。

    でも、これらの「当たり前」も当たり前じゃなかった人がいたことを

    この本を読んで知った。

    今は自分のことをSNSで自由に発信できる人がたくさんいるけれど、

    まだまだ抑圧されている人がいるかもしれないということは

    心のどこかに留めておかないといけないとぼくは思った。

    たくさんの情報に自由に触れられる喜びを感じながら、

    ぼくは生きていきたい。

    と、表現の自由のありがたさを述べて終わりましょう。

     

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    最後に

    この本は、繁栄が始まる時期のアメリカが舞台でした。

    黒人の大移動

    という出来事があったことを、僕は初めて知りました。

    知らないことを知れる読書は、やっぱりいいですね。

    ランタンランタン

    読書は、いろんな世界を見せてくれるし、自分の在り方を考えさせてくれます。

    あなた自身の経験を織り交ぜながら

    読書感想文に仕上げてください。

    頑張ってくださいね!

     

    最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

     

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