
子どもって、言葉足らずで
説明が分かりにくいこと、多いですよね。
分けが分からず、イライラする親は教師は多いです(笑)。
イライラを減らすために、子どもが楽しく大人も楽しく
「いつ、どこで、だれが、なにを、どうした。」
の表現力を高める遊びを紹介します!
子どもの言葉が伝わりにくい理由
子どもの言葉が理解しにくいのは
子どもがキーワードしか言わないことが多いからです。
例えば・・・。
子供「怒られた。」
大人「?。だれに?」
子供「お父さんに。」
大人「なぜ?」
と、大人が質問を続けることで
子どもが言いたかったことが明らかになっていくわけですね。
でも、子どもの表現が足りないのは
表現方法を練習していないから
です。
具体的に言うと
5W1H(いつ・どこで・だれが・なにを・どのように・どうした)
を意識しながら話すということです。
ということで、5W1Hの力を高める遊びを紹介します。
「いつどこでだれがあそび」」シートで遊ぼう
下の表を用意して、遊びを始めます。
画像とPDFを用意したので、使ってみて下さい。
では、やり方を説明します。
①まずは作文
例のように、①~⑤に作文をしていきます。
できるだけバリエーションをたくさん作ると
後でより面白くなりますよ。
ここは、大人が手助けしても大丈夫です。
手助けをすることで、文のパターンを子どもは身につけることができます。
②ずらして紹介
できた作文を斜めにずらして読んでいきます。
①いつ→②どこで→③だれが→④なにを→⑤どのように→⑥どうした
という風にしてもいいですし、
さいころなどを使って、①は・・・とランダムに選んでも面白いですよ。
実際の例
では、実際に作文してみます。
①きのう 体育館で さくらさんが バスケットを がんばって した。
②今年 ロシアで 日本代表が 試合を 正々堂々と 戦った。
③去年 ISSで 宇宙飛行士が 科学実験を 楽しく 中継した。
④2時間目 音楽で あきらくんが ピアノを かっこよく 弾いた。
⑤昼休み グラウンドで 3組のみんなが 鬼ごっこを 時間一杯 楽しんだ。
⑥夕御飯の時 食卓で お父さんが ビールを 一気に 飲み干した。
できた作文を、ずらして読んで楽しみましょう。
①いつ→②どこで→③だれが→④なにを→⑤どのように→⑥どうした。
きのう、ロシアで、宇宙飛行士が、ピアノを、時間一杯、飲み干した。
荒唐無稽な文章になりますね。
受けること間違いなしです。
逆に、うまく文章として成立すると、また感動があります!
昨日 グラウンドで 日本代表が ビールを かっこよく 楽しんだ。
なんだか、コマーシャルの撮影をしていたのかな・・・
とも思える文章になりましたね。
色々な文章ができることで、子どもは
言葉のつながりについての意識を高めることができます!
しかも、楽しみながら。
作文は頭の中のもやもやを言葉に直す作業
言葉で表現するというのは、
頭の中の絵やイメージを言語化するということです。
言語化する作業はトレーニングを繰り返すことで
子どもたちはより細かく、詳しく描写ができるようになります。
詳しく表現する力が
楽しい遊びの中で高めていけるといいですね!
「いつどこでだれが」遊びが
子どもが力をつける役にたてば幸いです。
ちなみに添付したシートですが
「どのように」を書くのが難しいかもしれません。
そんなときは、子どもの実態に応じて
シートを作りかえるのもいいですね。
色々工夫してみてください!
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