
舞妓(まいこ)さんほどの知名度はないかもしれませんが
芸妓さんは舞妓さんが成長した姿です。
舞妓さん以上に会いにくそうな芸妓さんを
無料で見られる方法を紹介します!
ただし、姿を見られるだけで、芸を見られる訳ではないのであしからずご了承ください。
2018年度までは「みやこめっせ」で見られたのに企画が中断されたので・・・。
芸妓(げいこ)さんって?
芸妓さんは、舞妓さんの成長した姿です。
システムとしては舞妓さんが修業を積み
数年たって熟練度が上がると芸妓さんになります。
つまり、芸妓さんは「おもてなし」をマスターした女性なんですよ。
芸妓さんに会える場所
普通に芸妓さんと会える場所は、お茶屋さんです。
お茶屋さんがある地域は「花街(かがい・はなまち)」と呼ばれています。
京都には有名な花街が5か所あります。
花街には置屋という舞妓さん・芸妓さんが所属するプロダクション事務所があります。
舞妓さん・芸妓さんを呼びたいお客さんは置屋さんを通して予約し、お茶屋さんで宴会を開きます。
ただし、京都らしく、予約しようとしても
「一見さんおことわり」
で初めての人は受けつけてもらえません。
しかも、料金ははっきりしていないので
庶民には手が出せませんよね・・・。
庶民にできる無料で舞妓さんや芸妓さんを見る方法といえば、
置屋からタクシーに乗り込んで仕事場(宴会場)に向かう所を見る程度でしょう。
ましてや芸を見ることなんてかなわぬ夢です・・・。
そこで、無料で姿を見られる可能性のある場所を、以下にまとめました。
京都にある花街の場所
京都には有名な花街が5か所あります。
花街を散策していると
舞妓さんや芸妓さんがお仕事に向かう姿が見えるかもしれないので
紹介しておきますね。
ただし、会えたとしても
仕事の邪魔になってはいけませんよ!
祇園甲部(ぎおんこうぶ)
東山にある京都最大の花街です。
花見小路がメインストリートで
石畳がとてもきれいです。
並んでいる建物もきれいで、訪れる価値ありですよ。
祇園東(ぎおんひがし)
祇園甲部の東に位置する花街です。
昔は祇園乙部と呼ばれていました。
花見小路と東山通りの間で、四条通の北側になります。
先斗町(ぽんとちょう)
南北は四条通と三条通の間で
東西は鴨川と河原町通の間にある花街です。
ここは現在の京都の中心の繁華街である四条河原町に近く、
たくさんの人でにぎわっています。
通りは狭いですが、それもまた京都らしいです。
宮川町(みやがわちょう)
上の3か所から少しだけ離れた鴨川の東側にあります。
元々は遊郭があった地域で、ちょっと落ち着いた風情です。
上七軒(かみしちけん)
上七軒は他の花街と違い、京都市の北西に位置し、
北野天満宮のそばにあります。
歴史的にはここが最も古いそうですよ。
最後に
「芸」をメインとしている舞妓さん芸妓さんは
「芸は売っても身は売らぬ」がモットー。
つまり、芸事にプライドを持った職業集団なんですよ。
芸妓と娼妓(しょうぎ・春を売るお仕事)は違うんですよね。
僕は長らく、舞妓さん芸妓さんというのは「いかがわしい」職業だと思っていたことを正直に告白しておきます。
舞妓さん、芸妓さん、
すみませんでした!
今では、芸の道のプロとして生きている舞妓さんや芸妓さん、
尊敬しています!
今回は無料で姿が見られる方法をご紹介しました。
芸妓さんの姿を見て、京都の歴史を感じてください!