
小学校2年生最大の難関は「かけざん(九九)の暗記」です!
日本人なら全員覚えなきゃいけない九九ですが・・・
どうしても覚えられない子がいます。(´;ω;`)
先生方は経験的に、
- 7の段
- 8の段
が難しいと分かっています。
ここでは、九九の暗記が難しい理由と、改善の方法について書いていきます!
九九暗記の意味
そもそもなぜ、九九を覚える必要があるのでしょうか?
暗記力・集中力・計算力・・・色々目的はありそうですが、
子どもにとっての一番のメリットは、「覚えることで計算の自動化ができること」。
毎回毎回計算を足し算引き算でしていたのでは、時間がとてもかかります。
でも、九九は覚えてしまえばすぐに使えるとっても便利なもの!
だからこそ、日本では伝統的に覚えるまで練習するんですよね。
ややこしい「音」が混乱をもたらす
全員がクリアすべき九九ですが、なかなか覚えきれない子はたくさんいます。
その大きな原因の一つは、音のややこしさにあります。
九九の表を見てみるとわかるのですが・・・
「いち」、「しち」、「に」、「し」
を使う計算がたくさんあります。
特に7の段・8の段は子どもにとってはややこしいんです!
実は、九九が苦手な子は、「音」をごちゃごちゃに感じている事が多いんです!
音のややこしさって、LDと呼ばれる子にとっては、とてもつらいんです。
例えば
- 「しちに、じゅうに」
- 「しちさん、にじゅうしち」
- 「はちさん、にじゅうに」
- 「はっく、しちじゅうし」
など、とてもありがちな間違いです。
口に出して覚えるだけだと、耳からの情報は一瞬なので間違えやすいんですね。
覚えてしまうと一生間違うだけに、正確に覚えさせたいですよね!
解決のためのアイデア
ではどうしたら、確実に覚えられるのか?
サポートする方法としてできることをいくつか提案します。
1つ目は、表を見せながら覚えさせることです!
「音」の情報だけではなく「目」の情報も使うことで、
覚えるための精度は確実にアップします。
2つ目は、音そのものを変えて覚えることです。
日本語では7は「しち」「なな」と色々な読み方があります。
同じように4は「し」「よん」と読めますね。
4を「よん」、7を「なな」として覚えることで
九九暗記のややこしさは半減します。
担任の先生が許してくれるなら、是非この覚え方をさせてみてください。
間違えやすい所だけ修正したらいいと思いますよ。
- 「しちに、じゅうよん」
- 「はちさん、にじゅうよん」
- 「くさん、にじゅうなな」
などですが、直す所は、それぞれの子どもに合わせていけばよいと思います。
まとめ
小学校の2年生は丸暗記が得意な時期です。
だからこそ、九九の暗記は2年生でやるんですね。
でも2年生は「手を使って書く」事には時間がかかります。
頼れる感覚は
- 声に出して読む
- 耳から聞く
- 目で見る
の3つです。
目・耳・口をフルに使って、ややこしい音を整理して、どの子も確実に九九を覚えてほしいと思います!