米作りに欠かせない田んぼ。

山口県の見島には、縦横がきれいにそろった

美しい田んぼがあります。

見島の田んぼがいつからあるのか・・・

という謎を解き明かしていくお話です。

ちょっとした推理小説を読むような気持ちで

読むといいかもしれません!

 

 

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「千年の田んぼ」って、どんなお話?

「千年の田んぼ」は石井理津子さんが書いた作品で

2018年の読書感想文課題図書(中学)です。

石井理津子さんってどんな人?

著者の石井理津子さんは佐賀県生まれの香川県育ち。

大学までを香川県で過ごしますが、

出版社勤務のかたわら埼玉大学でも勉強された人です。

とても勉強熱心ですね!

全国の農村を訪ね、地域文化・農業について取材しています。

「農山漁村に残る大切な物を伝えること」

が人生のテーマだそうで、この「千年の田んぼ」も

石井さんのテーマに沿っている作品です。

 

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「千年の田んぼ」内容とあらすじと要点

筆者の石井さんが、山口県の見島という島の田んぼの調査をする物語です。

ため池の形や数、縦横まっすぐな田んぼがある理由を調べていくと

この島の田んぼの歴史は1000年以上前に遡ることがわかりました。

田んぼを通して、先祖から子孫へとつながる長い歴史。

さらに日本の隣国との歴史にも触れられます。

日本の端の小さな島で、田んぼの歴史が1000年以上って、長いですよね!

 

1300年前に、どんなご先祖様たちが、どんな風に田んぼやため池を作ったのか

想像しながら読むとNHKスペシャルを見ているようです。

 

7世紀から10世紀ごろ、朝鮮と日本は緊張関係にありました。

見島は朝鮮に近いところにあり、重要な島だったのでしょうね。

 

中央から派遣されたお役人が亡くなった時

古墳を作ったのは地元の人?

 

派遣されてきた役人が任期を終える前に亡くなった場合などに、古墳が作られたと言われていて、古墳には農機具も埋葬されていたということです。

住民と良い関係だったということでしょうか。

 

1000年前に生きていた彼らは、1000年後も田んぼが残っていると思っていたでしょうか?

そんな先のことは考えていなかったかもしれませんが

今も古墳は残っていて、彼らが生きていた証は残っています。

 

「千年の田んぼ」感想文のヒント

①毎日頂いている食事から、先祖へ思いを広げていきましょう。

お米、毎日食べますよね。

小学校の頃、お米作りについては社会科で勉強したはずですが、

改めて米作りにかかる手間や高齢化の問題を絡めながら

見島の米作りを考えるのが良いでしょう。

見島の田んぼも、跡取りがいない所がたくさんあります。

荒廃していく田んぼと日本の未来を想像して、

自分が進むべき道を考えましょう。

②見島の八町八反の独特の工夫と、八町八反の田んぼの謎に迫った作者の努力から広げていきましょう。

見島を実際に訪れて、自分の足を使って石井さんは調査を続けていきました。

三角ため池の数、使い方から、田んぼの大きさを測ること、

さらには古墳に埋葬されている人を探るために専門家へインタビュー。

石井さんの行動力には頭が下がりますね。

調査の進め方に感心しながら、

自分が読書していく中で学んだことをまとめてみましょう。

③国境(辺境の地)という場所の特殊性について考えましょう。

小学校5年生の社会科で北海道や沖縄について学習した人は多いでしょう。

北海道や沖縄は外国との接点であり、中央(本州)から遠く、

独特の文化が育つ場所でしたね。

山口県の見島も、朝鮮や中国に近く、

国を守るために重要な島だったのです。

中央から遠いために、政府から派遣された役人は

何世代にもわたって見島を守っていたのですね。

今の時代と当時と比べて、時の流れのスピードの違いを

考えてもいいかもしれません。

 

ポイントは「比べる!」

自分が伝えたいことを、書かれていた内容と比べて表現することで、

自分の意見はよりはっきりと伝わります。

作者と自分を「比較」して、説得力のある文章に仕上げましょう!

 

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こんな順番で書くと読書感想文としてまとまります!

①毎日何気なく食べている米について考えましょう。

今日食べたお米の銘柄から、どこからどのように経由して食卓に届いたのかをまとめましょう。

お米が、私たち日本人の食生活を支える大事な食料であることを実感しましょう。

 

 

②米作りに必要な土地、田んぼから、見島の田んぼに思いをはせましょう。

私たちの生活を支える米作りに必要な田んぼは日本中にあることに触れましょう。

そして、山口県の見島のような小さな島にも立派な田んぼがあるということに驚きましょう。

さらに、八町八反の特徴についてまとめましょう。

三角形の池・年四回の田起こしなどなど、色々書けますね。

 

 

③米作りについての後継者問題について考えましょう。

見島には高校がありません。

つまり、高校に行くためには島を離れるしかないのです。

島を離れた若者が、大人になり島に戻る可能性はかなり低い

ということを、あなたなりの視点からまとめましょう。

島に戻ってできる仕事と、都会でできる仕事、自分ならどちらを選ぶか考えましょう。

もし、自分がしたい職業があるのであれば、やりたい仕事が島でできるかを考えましょう。

 

 

④島に、そして米作りに未来はあるのかを考えましょう。

日本では農林水産業の後継者不足は深刻です。

後継者不足を解消する方法は果たしてあるのか

あなたなりの考察を進めましょう。

結論がどちらにせよ、しっかり理由を考えることができればよいですよ。

 

 

⑤米作りから、日本の未来を考えましょう。

今の日本のお金の稼ぎ頭は

トヨタ・ホンダ・キャノン・ソニーなどの

製造業です。

製造業は、世界中の人たちを相手に商売しています。

米作りはどちらかというと、国内が主な売り場です。

日本は少子高齢化が進み、

人口は減っていきます。

古代から連綿と受け継がれてきた米作りも

転換点にあるのかもしれないと考えつつ、

自分がどうしていきたいかを書きましょう。

毎日食べるお米の後ろにある先祖からの願いを感じながら

これからの生活を送っていきたいという意志を示して終わりましょう。

 

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最後に

作者の石井さんは米作りに過去とのつながり

先祖が未来の世代に託す気持ちを感じています。

先祖まで行かなくても、親は子供に将来仕事ができるように

色々願いを込めて何かをしています。子供を塾に通わせるとかね。

あなたのお父さん・お母さんもきっとあなたの将来を考えています。

ただ、多くの親は自分の子どもに農業をさせようとは思わないでしょうね。

それは、時代は変化していくということと関係あるかもしれません。

あなたが大人になった時、

どんな仕事をしているのかを、想像してみてください。

考えることが、あなたの成長につながります!

 

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