
学校、好きですか?
好きな子も、好きではない子も、
この本を読めば「すごい」所を通って
学校に行っている子がいることがわかります。
自分の通学路と比べて、読書感想文にすると
面白い作品が書けそうですね!
「すごいね!みんなの通学路」ってどんなお話?
「すごいね!みんなの通学路」は2018年の中学年読書感想文課題図書です。
作者はカナダ人のローズマリー・マカーニーさんです。
作者について
作者のローズマリー・マカーニーさんは
カナダの国連大使で、国連ジュネーブ軍縮会議の常任理事
だそうです。
さらに、国際NGOプランの一員プラン・カナダの前代表ということで、
世界を股にかけて活躍されている女性だということが分かりますね。
特に、女性や子どもの人権について様々な取り組みをされたようですよ。
(ちなみにNGOとは、非政府活動と訳され、
政府とは違った角度から国際協力をする取り組み・活動です。)
作者も「すごい!」人ですよね~。
国際NGOプランの一員のプラン・ジャパンというページは日本語で書かれているので参考にしてみましょう!
日本もまだまだ男女差別が残っていますが、
世界にはさらに大きな男女の差があることが分かりますね。
「すごいね!みんなの通学路」のあらすじと要点
(写真中心なので読むだけならあっという間です。)
この本では、世界中の子供たちの通学路を集めて紹介しています。
日本の多くの子供たちが当たり前だと思っている「学校が近くにある環境」は、実はそんなに当たり前じゃないと思わせてくれます。
日本に生まれた自分も含めて、通学路に恵まれている子供たちへのメッセージですね。
世界には過酷な場所からでも、一生懸命学校に通う子供たちがいるっていうのは、子供だけじゃなく、大人も心が動きます。
勉強できる環境って、どんな子供にも当たり前であってほしいけど、勉強できるという感謝の気持ちは持っていたいです。
遠くても、険しい道のりでも学校に通う子供たち。
将来どうなりたいのでしょう?
どんな大人になりたいのでしょう?
悪天候の日は、どのように通っているのでしょう?
天気が悪くて休むってことはあるのでしょうか?
忘れものしたら、家に取りに帰・・・りませんよね?!
「すごいね!みんなの通学路」読書感想文のアイデア
どうして大変な通学路を通ってまで学校に通うのだろう?
と理由を考えて、自分の場合と比べると
とても良い読書感想文に仕上がりそうですね!
興味を持った写真の子どもの
服装・持ち物などに注目し、
自分と比べてみましょう。
そして、
自分やみんなが学校に行く理由を考えましょう!
ポイントは「比べる」
写真が多いので、自分の通学路と比較しやすいでしょう。
自分と写真の国の子どもの様子を比べ
自分がどうしていくべきかを考えてみましょう。
こんな順番で書いてみましょう!
自分の経験→お話から学んだこと→自分の成長
という流れを作りましょう!
自分の通学路の様子を書きましょう。
学校に通う人は全員通学路を通って学校に行きます。
自分の通学路の様子を読む人に伝えましょう。
- 家と学校の距離はどれくらいですか?
- 時間はどれくらいかかりますか?
- 集団登校ですか?個人で登校ですか?
- 途中危険な所はありますか?
- 安全に登校できていますか?
- サポートしてくれる人はいますか?
上のような質問に答えるつもりで書くと、書きやすいです。
「すごいね!みんなの通学路」で、驚いた通学路とその理由を書きましょう。
色々な写真を見てびっくりしたということを書きましょう。
そして「特におどろいた」写真を読者に紹介しましょう。
国の名前、通学の様子を写真から読み取り、文章にしましょう。
さらに、どうしてそれに驚いたのかをまとめましょう。
「みんな」が学校に通う理由を、自分と比べながら考えてみましょう。
大変な思いをしてみんなが学校に来る理由を考えましょう。
主な理由としては
- 勉強するため
- 友達と遊ぶため
がすぐに思いつくと思います。
ここで、なぜ勉強するのかについては
少し深く考えましょう。
昔の日本もそうですが、途上国では勉強ができると
「将来、収入の多い仕事につけるチャンスが広がる」
という理由があります。
なぜかというと
文字を読み、計算をする能力が高いと
その人にしかできない複雑な仕事ができるようになるからです。
読み書き能力が上がれば上がるほど
収入が上がるということを、自分なりの言葉でまとめるといいですよ。
そして、自分が学校に通っている理由を考えましょう。
将来の夢が語れるといいですね。
「すごいね!みんなの通学路」から学んだこと、していきたいことを書きましょう。
世界中の子どもたちが、将来の仕事のために頑張って学校に行っていることが分かりました。
では、
自分はどうすべきだろうかと考えて、決意を書きましょう。
例えば、
自分は恵まれた国と言われる日本に住んでいるけれど、
将来、この写真の登場人物の誰かと知り合えるかもしれない。
その時には日本語以外も喋れた方がいいだろうから、
私は、まずは英語をがんばって、世界の人とつながれるようになりたい。
など、決意を込めて作文を終わるといいでしょう。
さいごに
世界中の子どもたちがしっかり学習し
彼らが大人になれば、きっと今より良い世の中になる!
という願いがこの本には込められている気がします。
「すごいね!みんなの通学路」が、
日本で「のほほん」と生きている自分たちにとって、
海外の様子を知り、世界に興味を持つきっかけ
になったらいいなと、日本人学校で過ごしたことのある僕は思っています!
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