
ここでは、ドラマ化された森絵都さんの小説「みかづき」のキャスト相関図と、原作小説での登場人物の特徴を紹介します。
「みかづき」は、ある家族の一生を縦軸に、戦後の教育産業の歴史を横軸に編まれた物語です。
原作を読めば、あなたも共感できる部分がたくさんあるかも?!
ドラマ「みかづき」キャスト相関図
「みかづき」は登場人物が多いし、娘に孫に登場してややこしいので、キャスト相関図を作ってみました!
では次に、「みかづき」のキャストを原作小説のに沿って解説します。
「みかづき」登場人物まとめ
ドラマ「みかづき」を原作小説をもとに、主な登場人物を詳しく解説します。
まずは、大島家一族の紹介です!
大島吾郎(高橋一生さん)
- この小説の主人公。
- 最初は学校の用務員として生活していた。
- 教員免許は持たないが、勉強についていけない子供たちの面倒を見て、学校の守り神とも呼ばれていた。
- 千明(永作博美さん)に巻き込まれる形で塾の先生として働く。
- 教える才能があり、人気教師として活躍する。
- 女性の押しには弱い。(教え子の母親と…)
大島(赤坂)千明(永作博美さん)
- 大学卒で英語の教員免許を持つ女性。
- 自由な教育を求め、塾という産業を起こす。
- 経営の才覚もあり、吾郎と始めた学習塾を、拡大していく。
- 吾郎(高橋一生さん))を手に入れるために、汚い手も使う。
上田(大島)蕗子(黒川芽以さん)
- 吾郎(高橋一生)とは血のつながらない千明(永作博美さん)の娘。
- 母とは違う方向から教育にかかわるという事で、公立学校教員になる。
大島蘭(大政絢さん)
- 吾郎(高橋一生さん)と千明(永作博美さん)の娘。
- 勉強は良くできるが、気が強く、孤高を貫くタイプ。
- 大人になり、吾郎と千明の経営する塾から飛びだし、個別指導塾を開く。
大島菜々美(桜井日奈子さん)
- 吾郎(高橋一生さん)と千明(永作博美さん)の娘。
- 社交的だが勉強は苦手だった。
- 吾郎の影響で海外生活に目覚め、カナダで生活。
- 帰国後は蕗子(黒川芽以さん)の息子(甥っ子)一郎の援助者となる。
上田一郎(工藤阿須加さん)
- 蕗子(黒川芽以さん)と、元塾の教師上田純の息子で、千明(永作博美さん)の孫。
- おっとりしていて、すぐに言葉が出てこないため、就職活動は全滅。
- 蘭(大政絢さん)と、その夫の修平が立ち上げた高齢者対象のケータリングサービスでアルバイトをしている。
- アルバイト先の部屋に、勉強は苦手だが、塾に行く余裕のない子に勉強を教え、避けていた教育に目覚める。
- 塾では救えない、いわゆる貧困家庭の子どもたちに教育する場を作ろうと動き出す。
赤坂頼子(風吹ジュン)
- 千明(永作博美さん)の母。
- 元女給仕だったが、裕福な軍人と結婚した玉の輿。
- 結婚先では疎まれ、夫が戦死した時に多額の手切れ金と共に縁を切られ、母子家庭となる。
- 手切れ金を使って千明を大学まで行かせ、千明が開く塾の資金も提供。
- 塾では、悩める保護者の相談役として活躍。
ここまでが、大島家に直接かかわる一族の紹介でした。
ここからは、塾や大島家に関係する人物の紹介です。
勝見正明(勝矢さん)
- 吾郎(高橋一生さん)と千明(永作博美さん)が立ち上げた塾の隣の駅にある塾の教師。
- 情熱的な授業は吾郎と対極的だが、教育に対する熱意にあふれる男。
- 千明に共同経営を持ちかけられ、共同経営者となる。
国分寺勉(六角精児さん)
- 吾郎(高橋一生さん)と千明(永作博美さん)が立ち上げた塾の元塾講師。
- 事務職に転身し、塾の経営では、千明の片腕として活躍する。
- 研修システムや、時代に合わせた塾の拡大縮小を担う。
- 一郎の立ち上げるボランティア組織の研修に協力する。
一枝(壇蜜)
- 吾郎たちが経営する塾の近所にある古本屋の女主人。
- 吾郎にロシアの教育者スホムリンスキーを紹介する。
- 吾郎がスホムリンスキーを題材にした本の執筆をするのを手伝う。
さいごに
「みかづき」の主な登場人物について、原作をもとに紹介しました。
それぞれの登場人物がみんな、魅力的なんです!
登場する女性のほとんどが
夫と別れたり、天国に旅立たれたりしています。
でも、どの女性もたくましく生きてるんです!
そして、登場するほとんどの人物が「教育」に関わっています。
ちなみに
千明の最初のパートナーA氏は、文部官僚です。
千明が公教育を嫌う原因の一つでもあるんです。
ドラマではどのようにアレンジされるのか楽しみです!