【11番目の取引】読書感想文の書き方&アイデア!難民の問題について考えさせられます

この記事では、「11番目の取引」の【読書感想文の書き方のアイデア】をまとめています。

「11番目の取引」は

  • 中学生
  • 小学校高学年

の読書感想文として、おすすめです!

 

紛争で難民となった主人公の行動をまとめ、あなたの生活を振り返って、読書感想文に仕上げましょう!

作品に力があるので、グイグイ引き込まれます。

読んだ感動を素直に文章にまとめていきましょう!

ちなみに2020年の読書感想文課題図書(中学生)です。

 

 

 

【11番目の取引】簡単なあらすじ紹介

ざっくりと内容をまとめておきます。

 

ボストンに住むアフガニスタン出身の少年サミが、盗まれた祖父の楽器ルバーブを取り戻すために奮闘する話。

 

 

楽器を取り戻すための資金集めが

「わらしべ長者」のようでした!

知恵と機転がとてもきいていて面白かったです。

 

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【11番目の取引】主な登場人物

サミとその周りの人物を中心に読書感想文をまとめていきましょう。

 

サミ

この物語の主人公。12歳。アフガニスタン出身。パシュトゥーン族でパシュトゥー語も話せる。

かなりかしこい上にサッカーも上手。

テロで両親を失い、祖父とともに、難民として色んな国を経てアメリカのボストンで新しい生活を始めた。

 

ダン

サミの通う学校の友達。サミを放課後のサッカークラブに誘う。

電子機器の取り扱いに詳しく、ネットを上手に使ってサミの手助けをしてくれる。

 

じじ

サミの祖父。アフガニスタンの民族楽器ルバーブの演奏家。

ボストンでもストリートパフォーマンスでお金を手に入れていた。

ルバーブを盗まれてからは、近所のレストランで皿洗いをして生活費を稼いでいる。

 

その他にもたくさんの登場人物がいますが、この3人が物語の中心です。

 

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【11番目の取引】読書感想文のアイデア

作者が知ってほしかったことは、アフガニスタンの現実です。

少年サミの運命について自分の人生と絡めながら書けるといいですね。

 

  • サミの行動力が仲間を増やし、目的を達成できたことと、自分の経験を比べる。
  • アフガニスタンでテロが起きる理由を今の世界情勢からまとめ、サミのような子供を作らないために自分にできることを考える。

 

サミの置かれた環境と自分の環境を比べ、世界の現実に目を向けられると、感想文としてまとまるし、あなた自身も成長できますよ。

 

【11番目の取引】読書感想文の流れの例

では実際に、こんな流れで書くと良いのではという順番を簡単にまとめます。

あなたなりに内容をアレンジすれば、あなたオリジナルの読書感想文に仕上がります。

参考になれば幸いです。

 

自分の置かれている環境を振り返る。

まずは自分がどんな環境で生きているかをまとめましょう。

人それぞれ生きている環境は異なります。

あなたがどこでどのように生きているかをまとめることで、読む人を惹きこみましょう。

 

例えばこんな感じ・・・

 

ぼくは普通の中学生。

共働きの両親に育てられ、毎日のうのうと生きている。

食べ物は両親が用意してくれるし、ゲーム機もスマホも持っている。

自分だけの部屋があるし、テレビもネットも制限はない。

 

ぬくぬくとした環境であることを書きましたが、自分の状況をリアルに描き出しましょう。

 

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サミの状況と環境をまとめる。

自分の環境をまとめたら、今度はサミの状況をまとめましょう。

似ている所もあるけれど、違う所を浮き上がらせていきましょう。

 

例えば・・・

 

サミも携帯を持っている。

メールも連絡も携帯電話を使っている。

アメリカでは情報機器は当たり前なのは日本と同じだ。

 

でも、サミの環境は、のんびり生きている自分とは大きく違う。

サミは両親をテロで亡くし、世界各地を難民として転々と移動してきた。

 

フィクションの物語だとは分かっているけれど、サミのような子どもは現実に存在する。

ぼくは、この物語を読んで、今更ながら世界の現実に気づいた。

 

読書することで、世界を見る目が広がったことを明らかにしましょう。

 

日本にも移民は増えてきていることを考えましょう。

サミはアフガニスタンからはるばるアメリカに来ました。

日本にはまだ難民はたくさんは来ていませんが、今後、外国人がどんどん身近になる現実を見据え、自分はどうするか考えましょう。

 

例えば・・・

 

サミはアメリカで、ダンと言う信頼できる友達をつくることができた。

おかげで、盗まれたルバーブを取り戻すことができた。

サミは優秀で、すぐに英語を話せるようになった事が良かったのだと思う。

移住した先の言葉を覚えることは、現地の友達をつくるためにはとても大切だ。

最近、日本にも海外から引っ越してくる人たちが増えている。

ぼくの通う学校にも外国にルーツを持つ友だちがいる。

その友だちは日本語がうまく話せないので、どうしても孤立しがちだ。

ぼくは、その友だちとあまりかかわったことはなかったけれど、

どんな人生を送ってきて、今、ここにいるのか聞いてみようと思う。

きっと、ぼくとは大きく違う世界のことを知ることができるから。

 

物語の内容に、自分の生活をからめていきましょう。

 

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サミの将来について考え、自分の将来についても考える。

これから、サミはどのように成長するのかを想像しましょう。

そして、自分はどうしていきたいかをまとめていきましょう。

 

例えば・・・

 

盗まれたルバーブを取り戻すため、サミは祖父に買ってもらったキーホルダーを元手に物々交換をくり返し、楽器を取り戻すことができた。

サミには交渉の能力もあるし、相手を尊重する心もある。

きっと将来は、アメリカとアフガニスタンをつなぐ仕事につくに違いない。

ぼくは、将来、世界と関わる仕事をしたいと思っている。

だからこそ、自分のそばにいる外国にルーツを持つ友だちとかかわり、

自分の知らない世界についての知識を増やしていこうと思う。

 

読書することで自分は変わったということをアピールして、読書感想文をまとめましょう。

 

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【11番目の取引】作者やルバーブの情報

作者はアリッサ・ホリングスワースさん。

アメリカ生まれですが、姉がパシュトゥー語の研究者だったことから、アフガニスタンに滞在した経験があるそうです。

実際の経験が、この作品の説得力を生みだしていますね。

 

ルバーブという楽器、魅力的ですよね。

感想文をイメージする時のBGMにしてみて下さい!

 

 

 

最後に

読書って、やっぱりいいなと思います。

自分の知らない世界を感じることができるので。

 

ここでは、書き方の流れをまとめましたが、

あなたなりの感動をまとめ、

あなたオリジナルの読書感想文に仕上げて下さい!

 

最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。

 

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