
「よりみち3人修学旅行」をお勧めする学年は…小学校高学年です!
自分自身の経験を重ねながら読書感想文に仕上げましょう。
修学旅行に参加できなかった小学生3人のオリジナル旅行「よりみち3人修学旅行」は、ドラマがいろいろあって
感想文にできそうな設定がいくつもちりばめられています。
あなたの読書感想文づくりの参考になりますように。
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【よりみち3人修学旅行】ひとことあらすじ
学校の修学旅行に行かなかったクラスメイトの男子3人が、卒業旅行として遠く離れた街を目指すお話。
道中にいろいろな出会いがあり、ロードムービーを見るような気分で読めますよ。
著者について
著者は市川朔久子さん。児童文学作品をたくさん書いている作家さんです。
「ABC!曙第二中学校放送部」は第62回青少年読書感想文全国コンクールの課題図書でした。
そちらもぜひ読んでみてください。
【よりみち3人修学旅行】主な登場人物・場所
主人公:大崎 天馬(おおさき てんま)
親の仕事の都合で6年生の2学期に新しい学校に転校してきた男の子。
引っ越す前の学校の修学旅行は9月、そして転入した学校の修学旅行は1学期にあったため
修学旅行に行けなかったことをとても不満に思っている。
体は大きく、足は速く、わりとけんかっ早いタイプ。
友達:高峰 柊(たかみね しゅう)
インフルエンザで修学旅行に行けなかったクラスメイト。
さらさらの前髪、とびきりの笑顔を持つ男子。
とてもさわやかなキャラで、男子からも女子からも人気がある。
誰に対しても優しく、気遣いもでき、ぱっと見では弱みが一つもないけれど、
実はコンプレックスを持っている。
主人公:小林 風知(こばやし ふうち)
不登校傾向で修学旅行に行かなかった男の子。柊とは幼稚園の頃からの幼馴馴染み。
とても小柄で前髪が長く、目はとても大きくてかわいい。
離婚した父が離れた町に住んでおり、春休みに電車を乗り継いで会いに行く予定だが、
とても不安なので天馬と柊を旅行に誘う。
転校生だった天馬は、新しい学校では友達はあまりできなかったけれど、
3人での旅行を通して、仲がとても深まっていくのが印象的ですよ。
【よりみち3人修学旅行】感想文のアイデア・テーマ
子供たちだけでの遠出って、ドキドキしますよね。でも、とてもいい経験にもなります。
自分自身の経験と重ね合わせると、よい感想文に仕上がりそうですよね。
・自分の修学旅行の思い出と3人の旅行の違いを比べる。
・旅行中に出会った人たちについての感想を述べ、自分の身近な人と比べる。
・子供たちだけで遠出をすることの緊張・経験を自分と比べながらまとめる。
・風知の父の求める「結果」と3人の努力の「過程」の両方が大事だということを自身の経験と絡めながら考える。
転校した経験のある人なら、転校した学校になじむ大変さをまとめられます。
転校したことのない人も、電車で初めてお出かけした経験を使うと、きっといいですよ。
【よりみち3人修学旅行】感想文の書き方の例
では、もし僕ならこう書くだろうという流れを書いてみます。
3人の旅行に共感し、自分自身の経験談につなげましょう!
① 修学旅行のイメージを語る。
あなたにとって「修学旅行」は、どんなイベントなのかを考え、表現しましょう。
ぼくはたくさんの卒業文集を読んだことがありますが、修学旅行が一番の思い出になっている人、たくさんいますよ。
小学校最大の思い出であることを強調しましょう。
例えば…。
修学旅行。ぼくの学校は毎年京都や奈良に2泊3日で行っている。
京都までの移動は、電車。クラスのみんなとわいわいおしゃべりしながら旅行する。
京都では、グループごとにいろんな体験をする。僕が体験したのは〇〇だ。
そして、班ごとに旅館に泊まる。友達と同じ部屋でとても楽しかった。
僕にとっては一生忘れられない思い出がいっぱいできた。
…。と、修学旅行に行った人は楽しかった思い出を語りましょう。
まだ行っていないあなたは、自分の学校の修学旅行の内容を語り、
とても楽しみにしていることをまとめましょう。
② 物語の3人の「修学旅行」について共感する。
では「よりみち3人修学旅行」の旅行についてまとめましょう。
そして、3人の旅行と、学校の修学旅行との違いを考えましょう。
例えば…。
「よりみち3人修学旅行」の3人は、学校の修学旅行に行かなかったり、行けなかったりした。
小学校で一番楽しい行事に参加できなかったのは、とても残念だっただろう。
でも、その代わりに自分たちだけで風知の父のいる街に向かって旅行することになった。
本当の修学旅行ではないかもしれないけれど、旅行としては、とてもよい経験になっていた。
風知のお父さんが風知に出したミッションのおかげで、たくさんの出会いがあったし、
それはそれで、一生モノの思い出ができたと思う。
学校の旅行とは違って、ハプニングが連続するオリジナルの旅行の良さも語れるといいかもしれませんね。
③ 自分自身の「遠出(旅行)」の経験を語る。
今度は、あなた自身の旅行の経験を語りましょう。
家族と離れてどこかへ行ったことのある人はそのドキドキをまとめましょう。
旅行をしたことのないあなたは、自分がしてみたい旅行を計画し、プランを立てる楽しみを書きましょう。
例えば…。
ぼくは一人でそんなに遠出をしたことはない。
せいぜい隣町のおばあちゃんちまでバスで一人で行ったぐらいだ。
でも、初めて一人でバスに乗った時には、とてもドキドキしたことを覚えている。
誰も助けてくれないことにとても緊張したけれど、一人でできた時にはとても誇らしかった。
きっと、3人の旅行は、その何倍も感動は大きかっただろう。
ぼくもいつか、そんな旅行をしてみたい。
鉄道を使って、横浜に行き、中華街の雰囲気を味わってみたい。
④ 自分自身の修学旅行をプランして話をまとめる。
最後に、旅行によりいろんな経験ができること、友達との仲が深まることをまとめましょう。
そして、自分も友達のことをより深く知れるようなことをする計画を立てて、終わりましょう。
読書したことにより、自分が成長したことを感じさせられると最高です。
例えば…。
読んで良かったということがまとめられると最高ですよね。
最後に
読書はあなたの心の世界を広げてくれます。
そして旅行も、あなたの経験値を高めてくれます。
この本を読んで、ぼくも改めて誰かとどこかへ行きたくなりました。
是非、あなたも自分の世界を広げていってください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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