
- 小学校【中学年】にお勧め
- 商店街がいろんな工夫をしていることがわかる本です。
「中くらいの幸せ」は、主人公の出すアイデアで、町が賑わいを取り戻すのが気持ちよい物語でした。
ここでは「中くらいの幸せ」の読書感想文アイデアをまとめています。
何をどこから書いて良いのかわからない時など、参考にしてください。
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【中くらいの幸せの味】ひとことあらすじ
小さな町にある中華料理屋さんの子どもが、いろいろな工夫をして、商店街全体の活気を取り戻すお話。
下町の中華を食べたくなる表紙ですね。
では次に「主な登場人物」を紹介します。
【中くらいの幸せの味】主な登場人物・場所
近所にファミリーレストランができて、商売が思わしくない中華料理屋「大幸軒」を中心に物語は進みます。
盛太郎:主人公
「大幸軒」の一人息子で小学校5年生。
客足が減ってきている上に、父親が交通事故で入院してしまった店を手伝うようになります。
お客が喜ぶようなアイデアをいろいろ出し、やがては商店街全体を巻き込むような工夫を提案します。
すず
商店街にある米屋の娘で小学校5年生。
「大幸軒」の料理の大ファン。
盛太郎の父親が事故に遭って店がピンチになったときに、
お店のお手伝いをしてくれるなど、親切な女の子。
【中くらいの幸せの味】感想文のアイデア・テーマ
小さな町にも人が住み、ドラマがあることに素直に感動したことをまとめましょう。
・最初は嫌がっていたお店の手伝いをするようになり、盛太郎がどう変わったかをまとめる。
・自分の町と、物語の町をくらべ、自分の町をどうしていきたいかをまとめる。
・自分の家族と小さなお店の生活リズムのちがいをまとめ、自分の未来を考える。
自分の経験と比べながらまとめていきましょう。
【中くらいの幸せの味】読書感想文の例
僕ならこんな流れでまとめるかな…という例を書きます。
1 盛太郎の工夫に驚く。
まずは、本を読んで、盛太郎のアイデアに感心しましょう。
例えば…
僕は、おまけが大好きだ。なんだか得した気分になれるからだ。
盛太郎は、お店のメニューにおまけをつけることを考えた。
おまけがあると、お客さんが喜ぶからだ。
盛太郎がお客の気持ちを考えて出したアイデアは、すごいと思う。
自分が「すごいな」と思ったアイデアに素直に感心しましょう。
2 自分の住む町の商店の工夫をまとめる。
次は、自分の町に目を向けましょう。
ここは、あなたの住む環境によって内容が違ってきますよ。
僕が住む町にも商店街があり、小さな店がたくさん並んでいる。
でも、最近は、シャッターが下りたままの店も多く、ちょっと寂しい雰囲気がただよっている。
お父さんに連れて行ってもらったレストランも、最近はお客がへってきているみたいだ。
盛太郎の家族がやっている「大幸軒」の話題に近づけるようにまとめましょう。
3 大幸軒で盛太郎が始めたアイデアの感想をまとめる。
盛太郎が「大幸軒」でした工夫をさらに取り上げ、お店を繁盛させる工夫について考えましょう。
盛太郎の家族の店「大幸軒」は、町の外に大きなファミリーレストランができたことでお客が減ってしまった。
でも、盛太郎が考えた「お客さんが喜ぶ工夫」は、ファミレスに行く人たちとは違うお客に来てもらうためにとても良かった。
例えば、お店の「個室」。大幸軒の個室はテレビのある畳の部屋なので、赤ちゃん連れの家族や、落ち着いて食べたい人に喜んでもらえる。
他にも、盛太郎が歩ける範囲の「出前」もとても良いアイデアだと思った。一人暮らしで、お店に行くのは面倒だけれど、中華料理を食べたい人にとても喜んでもらえる。
盛太郎の住む町は僕たちの町とよく似ていて若い人が減っていて、お年寄りの一人暮らしが増えているのできっと役に立つし、お店の売り上げにもつながっていく。
盛太郎の工夫の良いところをまとめ、自分の町に目を向けましょう。
4 盛太郎の商店街で始めた企画を、自分たちの町の工夫と比べる。
今度は、自分の町でしている工夫について考えてみましょう。
僕が住む町の商店街も、お客さんに喜んでもらうための工夫をしているのか調べてみた。
お店ごとにスタンプカードを作るのではなく、商店街どこでも貯められる〇〇カードの取り組みなんかは、盛太郎が住む町の商店街でしようとしていることと同じで、とても良い工夫だと思う。
他にも、秋の商店街祭りとか、くじ引きセールとか、僕が「行ってみたいな」と思うイベントがいろいろある。
僕の町の商店街も、たくさんのお客に来て、喜んでもらうための工夫をいろいろしていることが分かった。
実際に、商店街の人にお話を聞いて、うれしいことや苦労していることを聞けると最高ですよ。
5 自分ができることを考え、感想文を仕上げる。
最後に、自分が住む町をどうしていきたいか、自分はどうしていきたいかをまとめましょう。
僕が住む町の商店街も、人に来てくれるための工夫をいろいろしていることが分かった。
でも実際には、僕の家族も、町の外にある大きなショッピングモールに行くことも多い。
お父さんに理由を聞いてみたら、いろんなお店をいろいろ見られて、荷物を車にまとめて詰めるのが便利だからだそうだ。
そして、自分たちは地元の人間ではないから、商店街のことがよくわからないかららしい。
ということは、商店街に足を運んでもらう工夫が成功すれば、商店街に活気が戻るということかもしれない。
僕はまだ小学生で、遠くまで行くことはできないので、近くの商店街があるのはとてもありがたい。
商店街には小さなお店だからこその良さがあるので、その良さをアピールできるとよい。
今はインターネットで世界中に情報を公開できるので、うまく利用すればよいと思う。
僕は将来、どこに住むかはわからないけれど、どこに住んでも、その町の人たちが生き生きと暮らせる世の中にしたいと思っている。
商店街を元気にした盛太郎のように、いろんなアイデアを形にしていきたい。
そして、自分が住む町をより元気にしていきたい。
最後に
盛太郎の町の商店街は、にぎやかさを取り戻しそうな雰囲気になり、物語は終わりました。
日本という国は少子高齢化が進み、さびれた商店街がたくさん見られるようになっている現実がありますが、
盛太郎のようなアイデアと工夫で、また違った形でみんなが生き生きできる社会ができるといいなぁ…と僕も思います。
よりよい社会のために、自分は何ができるかを考えながら、
読書感想文に取り組んでみてください!
あなたのアイデアが、世の中を変えるかもしれませんよ。
よい感想文が書けるよう、頑張ってください!
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
そのほか、小学校中学年におすすめの本がありますよ。
読書感想文の書き方もまとめています。
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