
小学校中学年からおすすめです。
でも、高学年でも、中学生でも、新しく知ることがいっぱいあるので、誰が読んでも面白いですよ。
「くらべてわかる地球のこと」(2019年・学研プラス)は2020年度読書感想文課題図書(中学年)です。
北極と南極の違いから、身近な環境問題についてまとめると
あなたオリジナルの読書感想文にできますよ!
ここでは、読書感想文のテーマの例と、流れの例をまとめています。
あなたの読書感想文づくりの参考になると嬉しいです。
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【くらべてわかる地球のこと】ひとことあらすじ
新聞記者の中山さんが、南極と北極の紹介をしつつ、地球環境について考えるべきことをまとめた本。
著者について
著者は朝日新聞極地記者の中山由美さん。
南極も北極も何度も取材し、日本に住む僕たちにいろんなことを教えてくれています。
新聞記者で、そんな仕事の人もいるんだなと、僕は正直思いました。
世界の端から端まで知ることができていい仕事ですよね。
あなたも目指してみてもいいかもしれませんね。
【くらべてわかる地球のこと】主な場所
「くらべてわかる地球のこと」に出てきた主な場所をまとめました。
感想文を書く前に、登場した場所などをまとめておくと、ぐっと書きやすくなります。
主な場所:南極
南極は大陸です。南極海という海に囲まれていて、どこの国のものでもありません。
たくさんの国が基地を作っています。
雪に閉じ込められた何万年も前の空気を調べるなど、
いろいろな研究が進められています。
是非、行ってみたいですよね。
主な場所:北極
北極は、海です。
アメリカやロシアなど、いろんな国に囲まれています。
先住民といわれる民族が何千年も前から住んでいます。
北極圏の雪や氷が溶けて少なくなっていることが
最近の大きな問題です。
【くらべてわかる地球のこと】感想文のアイデア・テーマ
すごいなぁ、おもしろいなぁ
と思うことがあれば、それは読書感想文の材料になります。
読んで面白いと思ったことを自分でもメモしてみましょう。
ぼくはこんなアイデアを思いつきましたよ。
- 南極はどこの国のものでもないということのすごさ・すばらしさを考える。戦争や争いがない世界ですよ。
- 地球温暖化の影響で変わる北極や南極の環境について語る。
- 南極の基地での暮らしから、自分の暮らしについて考える。
- グリーンランドに住む先住民の暮らしと自分たちを比べる。
キーワードは、本のタイトルにもなっていますが
くらべる
ことですよ!
是非、自分の暮らしとくらべてみてください。
比べることによって
違いがよりはっきりしますよ。
【くらべてわかる地球のこと】読書感想文の例
僕ならこの流れで書くかな…という流れの例です。
まずは、驚いたことを素直に書き出していき、地球環境保護につなげていきましょう。
読んで初めて知ったことや驚いたことを書く。
感動は、人に伝わります。
あなたがこの本を読んで「すごいなぁ」とか「へー」っと思ったことをまずは書いていきましょう。
南極も北極も同じようなところだろうとぼくは思っていたのですが、
けっこう違いがあるので、その驚きを書いてみてはどうでしょうか。
例えば…。
ぼくは、南極も北極も同じようなところだと思っていた。
ただ寒くて一年中吹雪。そんなところだと思っていた。
でも、この本を読んで、全然違うところだということが分かった。
まず、南極は陸地で、どこの国のものでもなく、人はほとんど住んでいないということを知った。
たくさんのペンギンやアザラシがいて、人をこわがらないらしい。
ぜひ行ってみたいと改めて思った。
一方で、北極は海で、周りの島々には昔から人が住んでいるということを知った。
中には日本で生まれた人もいて、すっかり現地の人として暮らしているのが面白かった。
ちょっと、会ってみたい気持ちになった。
南極の大きさや生き方、住んでいる生き物の違いなど
「おもしろいな」
と思ったことを書いていき、
地球の問題につなげていきましょう。
極地方で起こっている変化(異変)についてまとめる。
ほとんどの人は行ったことがない南極や北極ですが、
そこで起こっている変化を取り上げましょう。
北極の氷が減ってきていることと、
動物や自給自足(食べるものを含めて自分たちで作り自分たちで使う)する人たちの暮らしの変化に目を向けましょう。
例えば…。
北極は海の上を氷がおおっている。
でも、今、その氷がへっていることを僕は知り、おどろいた。
氷がへることなんて、たいしたことではないと思っていたけれど、
氷の上を移動していたシロクマなどの動物が移動できなくなったり
食べ物が減ったりしてしまうらしい。
さらに、氷の上だからこそ使えた犬ぞりが使えないので
先住民の人たちの昔ながらの暮らしもできなくなっていくらしい。
氷がへる原因はどうやら地球温暖化。
地球温暖化は、実は僕たちの便利なくらしと直接つながっている。
自然環境の変化が
自分たちの生活につながっていることをまとめ、
自分たちの生活について振り返っていきましょう。
自分たちの生活についてふりかえり、便利な生活と環境破壊の関係を考える。
あなたはあまり考えたことがないかもしれませんが、
僕たち日本人の暮らしは、結構エネルギーを使っています。
エネルギーの元は石油や電気で、
エネルギーを使うことにより、たくさんの二酸化炭素を生み出しているのです。
身近な生活を見つめ、文章にまとめましょう。
例えば…。
地球温暖化の原因は、二酸化炭素が増えたためらしい。
二酸化炭素が増えるのは、ぼくたちが便利に生活しているのも原因の一つだ。
例えば暑い日に食べるためにぼくはアイスを冷やしているけれど、
冷凍庫は電気の力で動いている。
塾に行くときも、車を使っているけれど、
車はガソリン(石油)を使って動いている。
ぼくが便利な暮らしをすればするほど、
地球環境は変わっていく。
改めて、エネルギーのむだづかいはすべきでないし、
色々なものを大切にしていかないといけないなとぼくは思った。
地球環境はとどまるものではなく常に変化するものです。
でも、人の行為が原因で、悪い方向に変わっていくのはよくないですよね。
それぞれが気を付けるべきことがあることをまとめましょう。
環境を守り、持続可能な社会を実現するために、自分ができることを考える。
普段の心がけで、北極や南極の環境維持につながることをまとめましょょう。
そして、自分ができることを書き上げていきましょう。
例えば…。
ぼくは大人になったら、南極に行って研究をしたいと考えている。
この本を読んで、改めて強く思った。
南極の空気も、僕が住むこの町の空気も、同じ地球の空気だ。
北極の水も、僕が飲む水も、同じ地球の水だ。
北極も南極も、とても遠いけれど僕たちとつながっている。
ぼくはそのことを考えながら、できることをしていきたい。
まず、塾へは、自転車で行こうと思う。
エアコンもできるだけ使わないようにしていきたい。
みんながほんの少し気を付けたり、意識したりするだけで、
環境破壊はへらせると思うからだ。
人間もそうだけれど、地球の生き物は地球の中でしか生きられない。
限られた資源を、大切にしていきたい。
最後に、自分の夢や生活と南極・北極をつなげて終わりましょう。
最後に
北極も南極も、日本からは遠く離れた場所にあります。
日本に住む私たちとはあまりかかわりのない世界のように思えますが、
日本の研究施設があり、日本人が働いているのってすごいですよね。
実は、世界中いろんなところに日本をルーツにもつ人は暮らしています。
あなたも、将来どこで生きていくのかは、あなた次第です。
夢や目標をしっかり持っていきましょう。
そして、読書感想文で目標を熱く語りましょう。
今のあなたの行動は、将来のあなたの姿につながっていますよ。
最後までお読みいただきありがとうございました。