
小学校中学年向けの本、『耳の聞けないメジャーリーガーウィリアム・ホイ』の
- 簡単なあらすじ
- 読書感想文をの書き方と例
- 書く時のヒント
を紹介します。
ぜひ親子で読んで、「どの部分に感動したか」など話題にしてみてください。
「耳の聞こえないメジャーリーガー ウィリアム・ホイ」の作者と登場人物
- 文:ナンシー・チャーニン (訳:斉藤洋)
- 絵:ジェズ・ツヤ
この本は、今では当たり前の「ジェスチャー」を野球の世界で広めた人の物語です。
主な登場人物
ウィリアム・ホイ
メジャー・リーガー(アメリカの野球選手)として活躍した耳の聞こえない名選手。
「耳の聞こえないメジャーリーガー ウィリアム・ホイ」の主なあらすじ
ホイは野球が好きですが、耳が聞こえません。
ハンデを抱え、常に差別と隣り合わせでしたが、ついにメジャーリーガーになり、野球の歴史を変えたのです。
ホイのおかげで、審判の声が聞こえない場所からでも野球を楽しめるようになったんですね。
っていうか、大きなジェスチャーができる前の野球って、どれだけわかりにくかったんだろう?と想像しました。
感想文のテーマにするなら
- ホイの目標に向かって進む強さ
- 今では当たり前になっているけれど、昔はなかったもの
- 今不便だと感じること
などを考えながら読むと、感想文を書きやすいですね。
本を読んで、どこに感動するかは人それぞれですが、どう書けばわからない場合は、本の主人公と身の回りのことを比べてみると良いでしょう。
例えば、誰もが分かりやすいジェスチャーが広まったことと、今の世の中で求められる「ユニバーサル・デザイン」をつなげて考えてみてはどうでしょう。
あなたが感じる「他の人には当たり前だけれど、自分には不便な物・事」を探して、ウィリアム・ホイのように「世の中のみんなの役に立つことを広げていきたい」とまとめると、ステキな感想文になりますよ。
「耳の聞こえないメジャーリーガー ウィリアム・ホイ」の感想を書くポイント
ここでは読書感想文を書く時のポイントを、例をあげてお伝えします。
感想文を書く時のポイント
- 自分にとって不便なもの・ことを考えてみる。
- 出来なかったことを諦めるのではなく、出来るように工夫するという考え方にも注目する。
感想文の書き方の例
①あなたが感じたウィリアム・ホイのすごいところを書こう。
耳が聞こえなくても、努力で実力をつけた所。
ジェスチャーを考え出し、それが使われることで、だれにとっても分かりやすい判定を広めた所など。
②今では当たり前になっているけれど、なかったころは不便だったものの例を書こう。
家の電話やテレビのリモコンの「5」にある出っぱり。
シャンプーとリンスを分ける点等々、それが使われるようになって便利になった物を書きだそう。
③今も残っている不便を書こう。
ここがあなたの考えどころ。
自分が何気なくやってることで、実は不便かもしれないことを見つけて、その改善策を考えてみよう。
思いつかなければ、②で書いた内容で、工夫がある時とない時を、実験して比べてみよう。
④どんな世の中にしていきたいか書こう。
ウィリアム・ホイの話を読んで、勉強になったことをまとめよう。そして、自分も将来世の中をよりよくしていく工夫を考えていきたいことを書いて終わりにしよう。
まとめ
自分が「不便だな。」と思っていることって、実は他の人も同じように「不便だな。」と感じているかもしれません。
一方、自分は便利でも、家族にとっては不便かも?
この本の感想分に使えそうなネタは、身の回りにたくさんあります。
家族で話し合ってみても良いですね。
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